各部の状態

レストア後に比較して頂く為に購入後の各部の状態を掲載しておきます。
なおオリジナルの状態とは程遠い為、資料的価値はありません。
幾度となく修復を試みた形跡がありますが、状態をさらに悪化させるだけだった様です。幸い分厚い塗装のお蔭で 錆びという事態をさらに深刻にさせる要素はありませんでした。
別の角度から。
エンジン部が全体に歪んでいるのが判ります、キャブは屋根が後ろへ行くほど 下に下がってしまってます。
塗装は、エンジンとテンダーの色が違い全体的にクラッキングが入り最悪の状態・・・・
その状態が良く判るショット。
手すりもひん曲がっているのが判ります、そしてテンダー側のステップの真ん中の踏む所が消失。
エンジンとテンダーに渡してあるステップも消失しています。
下回りの一番酷い部分・・・・
アンチモニー製の先輪は一つ溶けてしまっています。そして車輪も踏面が長年の走行で磨耗し、軸もガタガタの状態。
車輪関係はこのまま使えそうにありません・・・この機関車が格安だった理由でしょう・・・・・
それに比べ、各ロッド類はメッキが剥げている以外はさほど損傷は無いみたいです。
ランボードも歪んでいるのが判りますね。
前からのショット
煙室扉が凹んでしまっています。連結器とバッファーもこの機関車に元から付いていたものではなく、他の7mmゲージ用の パーツが流用されてます。
煙突はそのまま使えそうですが、スチームドームの裾に湯欠けがあります。
テンダーです。
やはり全体的に歪んでます・・・どうやらこの面のマルーンの塗装がオリジナルの塗色の様です。
ステップの一部と真ん中の車輪が消失。
テンダーの後ろ側。
エンドビームも歪み、バッファーが片方失われてます。どうやら残ったもう片方のバッファーがオリジナルの物らしい です。
連結器はホーンビーと同じもの、年代的にはこれより古いタイプが付いてないとならないのですが・・・・・
とにかくパーツを一つ一つバラして、全パーツになんらかの手を入れないとならない状態です。
とくに車輪は走行に耐えられる状態ではなく、熔けたり失われていたりしている物もあるので全部新製しないと なりません・・・・大変な作業です。
まずこの難関をクリアーしないと・・・・・・


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