構音障害との違い

 脳の病気やけがなどによって生じる言語障害に、失語症とまひ性構音障害(運動障害性構音障害)があります。まひ性構音障害は、話しことばに必要な舌や唇などの器官がまひなどによる運動障害によって発音が上手に言えなくなってしまいます。重度になると声も出せなかったり、「アイウエオ」もはっきり言えなくなります。
 構音障害は、失語症と違って、言いたいことばが思い出せないということはありません。重度方の場合、コミュニケーションを取るために、ひらがなの五十音表のようなコミュニケーションボードも役に立ちます。