私の画像処理システムの変遷
1979−2001
私とコンピュータ画像処理の付き合いは1970年代と大変古く、 もう20年以上も前からやっておりました。青春のすべてを費やし たと言っても過言ではありません。これらの機材は、全て自費で集 めたもので、初期の頃はソフトは殆ど独力で開発しておりました。 ここではこれまで使用した画像処理・解析システムを紹介します。 < 2001.9 表示順を新しいもの順に変更しました >
DOS/V(自作マシン,改造マシン他)
■2001.8<アップグレード>
 改造ATXの性能を強化するために、次の点をアップ
グレード。BIOSの書き換えは初めての上に、退避用
Flash-ROMを用意しないで1発勝負に出たので、秋葉原
のPCショップに勤める若い店員から「オジサン度胸い
いねェ」と言われてしまいました...
 ある眼科医師の撮影した前眼部のDV画像の解析をお手
伝いするため、IEEE-1394ボードを増設しました。従来
のアナログ画像の取得に比べ、1フレーム毎の取得が容
易なのに驚きました。静止画の画像処理が主体ですが、
PCからDVカメラのコントロールまで可能です。15年前
なら、これだけのことをするのに最低約80万円ぐらい必
要でしたが、今ではたった8千円で実現(1/100)できて
しまいます。しかし現在のデジタルソースの方が格段に
S/Nが良く、画像の前処理がとても楽です。
改造ATXマシンのスペック(2001.8.28現在)
 MB   P3B-FのBIOS書き換え(Rev.1006)
 RAM  512MBytesに増設
 I/O   IEEE1394増設
 HDD  IDE/Western DG 10.0GBytes増設
 OS   Windows98/SE

使用期間:1999.8−2001.7
 GATEWAY/P5−90のボディを生かし、AT
X化のための改造をして最新パーツを実装できる環境を
作りました。現在のCPUはセレロン500MHzです
が、画像処理には十分の性能を持っています。このシス
テムによる初成果が「都会の空に天の川」の画像です。
GW2000の中身はそっくり右の小さなATケースの
中に移して「クローン牛」を作りました。今後は様子を
見てPentiumVを実装する予定です。DOS/V
マシンばかりが増殖し続け、5台をLANで接続。
 ディスプレイカードはG400で2台の17インチディス
プレイ(トリニトロン)を接続。画像処理に快適な環境
を構築しています。VRAMがポシャッたのでMillenni
-um G450DHに変更しました。
改造ATXマシンのスペック(2001.7.22現在)
 MB   ASUSTeK P3B−F
 CPU  Intel Celeron 500MHz
 HD1   IDE/IBM371010   10.0GBytes
  HD2   IDE/Western DG   2.1GBytes
  HD3   IDE/Western DG   2.3GBytes
  HD4   SCSI/IBM         2.1GBytes
 RAM  SDRAM PC100-CL2 256MBytes
 VRAM Millennium G450DH-32MB/AGP/360MHz
 NIC  LA100−PCI−T V3
 CD   40X
 MO   230MB
 OS   Windows98


DOS/V(FM/V,自作マシン他)
使用期間:1995−1999.7
  Window95の登場で、すべてのマシンをWin
95に変更。またドーム内のPCもIBMからFM/V
に変更。更に画像処理の高速化を目的に、部品を選定し
てDOS/Vマシン(Black.Box)を自作。全
てLANで接続しています。主に天体を処理しています
が、他にも医学関係など様々な画像を扱っています。画
像処理ソフトはMiPS-32やStellaImage-2等多数入手。
  我国の天文アマチュアとして初めてローテーショナル
・グラディエント処理による百武彗星画像を「月刊天文
96年5月号、6月号」に発表し、多くの人に影響を与
えました。その後読売新聞では数回にわたり、ヘールボ
ップ彗星のRG処理画像が掲載されました。マスコミの
取材が多く、あっと驚く珍客も訪れることがあります。
自作DOS/V(Black.Box)
 MB   ASUSTeK TX97E
 CPU  Intel P55C MMX200MHz
 HD1,2  WesternDigital IDE 2.1G+2.3G=4.4GB
  HD3  IBM/SCSI 2.1GB
  RAM  EDO−DRAM 64MB
 VRAM Millennium 8MB 
 CD   32X
 OS   Windows98


DOS/V(GATEWAY2000,IBM)
使用期間:1994−1995
  自宅を新築し、屋上に天文観測ドームと31cm反射
望遠鏡を設置。比較的早い時期からWin3.1ベース
のIBMと階下のGATEWAY2000 P5−90
をNICで接続し、画像データ転送をしてました。
  冷却CCDカメラを導入して天体画像の撮像を開始。
「月刊天文」(地人書館刊)で「冷却CCD撮像リポー
ト」の記事の執筆を開始したのもこの頃です。
画像処理ソフトは、専らMiPS16を使用しました。
PIAS LA−500(途中525に改造) 使用期間:1985−1994 私の著書で使用した本格的な画像解析システムです。 NEC−PC9801をホストとするもので、内部コマ ンドは百数十項目を内蔵。このクラスでは最も低価格の 画像解析システムでした。512X512画素でA/D は8Bit。OSはDOSでしたが、更に全体のスルー プットを高速にするため、98側にPIAS社が開発し たDSPボードを差して使用しました。現在ストックし ている膨大な画像データをDOS/Vに移植中。左のT Vは白黒用で、中央は制御画面、右はカラー用です。
AMAST 使用期間:1979−1985 最初に使用していた画像処理システムで、「ホストと してAppleUを使用していた。」と言ったら、大抵 の人は信じてくれませんでした。フレームメモリは25 6X256画素でA/Dが4Bitのスペックで擬似カ ラー/モノクロの出力可能。ソフトはASM/65とい うアセンブラー言語で全て自作。画像入力はNTSCで 工業用のモノクロCCTVを使用。黒い箱(自作)の中 にコンソール用とグラフィック用モニターが入っていま す。79年当時は大変珍しがられたシステムです。