イワオの独り言〜2005年春〜

タイトル:ついに今の職場の退職希望を表明!〜原因は何?〜

以前にも書いた退職希望の話ですが、つい先日、ついに上司に退職希望であることを告げました。
去年の夏以降から悩み続けた最終結果と言えます。
ちなみに退職希望時期は今年の7月末。いろいろと計画を考えた上での決断と言えます。

今回の「独り言」では、このように5年4ヶ月勤務した会社を退職しようと思った経緯を
語ってみたいと思います。

まず、退職することによるメリットを原因中心に話していきます。
退職したい原因をわかり易く箇条書きにしてみました。

@ 住宅手当が一銭も出ない他、残業時間削減や降給等による給与額の減額による経済的困難が響く
A 本当にしたい仕事ではなく、いろいろな意味で職場の方々に迷惑を掛けている
B 肉体的苦痛(通勤ラッシュ)や精神的苦痛(職場の雰囲気)に耐えられない
C このまま居続けることは出来るが、自分の将来性が無く、時間が経てば経つ程に転職が難しくなる
D 今の精神病的状態を打開するには転職しかない為

まずは@ですが、これは死活問題と言える気がします。
つい先日も部内の先輩から「どうして住宅手当もらってないの?」と言った質問がメールで来ましたが、
2年前の引越し時に総務に申請したものの、きちんと理由付きで差し戻されています。
通勤時間110分以内に実家がある場合は出ないというのが最大のネックになる条件のようです。
実際には実家が会社から110分圏内にあるのに、一人暮らしをして住宅手当をもらっている人はたくさん居ます。
他に考えられる理由は、入社時点で実家から通っていた人が、急に一人暮らし開始の為に引っ越しても
それは110分以上掛かる事が有り得ない為に認められないのかも知れません。
従って、入社前に引っ越しておけば貰えていたかも知れません。
あるいは、実家の親が遠くに引っ越すか、自分が結婚するという手もありますが、いずれも非現実的です。

さて、住宅手当は貰えれば3万5千円/月です。今の経済状況をみると、毎月1〜5万円の赤字決算なので、
これがあれば、生活費がどうにかなる上に、少しくらい遊ぶお金も出てくる気がします。
ちなみに毎月の赤字決済分は、ボーナスや臨時収入他で補填しています。
それでも2004年は年間収支決済がついに赤字となってしまいました。
消費者金融は嫌なので、クレジットカードのカードローンやリボルビング払いだけが頼りです。
お金があった頃に作った定期預金を解約していないので、普通預金の残高はマイナスが多いです。

こんなに苦労するなら実家に戻れば?という声も聞こえそうですが、それだけは絶対に嫌です。
ちなみに実家に居た頃も、家賃5万円を親に払い、携帯代や家の電話代+プロバイダー代も払っており、
その当時から毎月8万円前後は公共料金へと消えていました。
ただ、食費は今より安かったかも知れません。家に居れば基本的にタダ。夕食は会社から8時半までに
帰宅すれば作ってもらえ、8時半を超える場合は自腹で外食。
それだけ平和な家族ならいいものの、私の親は感情の起伏が激しく、家に居れば毎日のように
怒られます。それも、どうでも良いような内容で。会社の上司よりも数倍むかつくのに、そんな場所に
毎日帰りたいとは思いませんよね。怒ってない時は優しいのに、本当に激しい人たちです。
多分、もし実家に戻ったら毎日口喧嘩が続き、今よりも精神状態が悪くなることに違いないと思います。
月に1〜2回は用事があって帰っていますが、それだけなのに口喧嘩になることも多く、
とりあえず別荘で作った食材をくれたり、たくさん入手した食品をくれたりするので、経済難緩和の為に
帰っていることは確かです。帰り際に隠れて電車賃をくれる祖母には、いつも嬉し涙を流してしまいます。

住宅手当が出ない上に、私の業務が間接業務となった為に残業が減ってしまい、給与額が大幅減。
それに追い討ちをかけるように、技術職給与から事務職給与になった為に、基本給も1割程度の減額。
これだけ収入が下がっているのに、毎月たった1〜5万円の赤字は自分でも凄いと思っています。
もちろん、それに対する対策も打っています。
公共料金(家賃+光熱費+通信費+新聞)の合計額は、約10%の削減に成功しています。
家賃は、振込先と同じ支店の口座を作り、振り込み手数料を無料に。
光熱費は、夏の電気代は抑えられないものの、冬は暖冬傾向なので、電気代が夏の半額に。
携帯電話は無料通話分をギリギリで使い切る程度。電話は基本的にあまり好きでないので。
新聞はメリットがあるので購読。近所のスーパーの特売情報や、新聞リサイクルによるトイレットペーパーの交換、
他にも近所の情報を仕入れるには価値ある情報源と言える気がします。

スーパーの買い物も工夫しています。行く回数を減らして余計な出費を減らしたり、
今は日曜を中心に5軒のスーパーをハシゴしてますが、格店毎の得意分野を見抜き、
1円でも安い店で買うように工夫。ポイントカードやクレジット還元額等も暗算でチェック。
ちなみに5軒全てのスーパーを回ると量も多いので、自転車にリュックサックを背負って行きます。
電車やバスを使うと交通費が掛かる上、駅や停留所までの間が重く、持てる量が少なくなります。
小雨でも安ければ決行です。中には「雨の日サービス」なんて店もあります。
後は、買った材料の無駄を無くす為に、お昼は会社にお弁当を持って行きます。
だいたい一人暮らしで使う量を買っても、かえって割高になることが多いので、
一般家族のように3〜4人前作ってしまい、夕飯で食べて、翌朝、更には昼も弁当で持って行けば、
無駄は無くなります。スープやシチュー等の汁物も、密閉タッパーがあるので持って行ってます。
今の時期ならサラダを作って持って行っても、会社の給湯室の冷蔵庫に入れておけば大丈夫です。
平日昼の外食費用の削減は、かなり画期的でした。

これだけ頑張っても、給与の振り込み額を、公共料金+食費で超えてしまう月が多いです。
(でも、実際には振り込み額は、財形貯蓄や持ち株会や社員旅行積立金の控除があるので、
もっと貰ってはいます。お金に困った時等、財形は何度と無く一部解約しています。)
元々タバコは吸わないので、タバコ節約の手も使えず、缶飲料禁止令で頑張ってます。
会社の引き出しにはシュガーとミルク。無料の給茶機にコーヒーがあるので、それ専用です。

他には、土日祝日にアルバイトを時々入れています。これも苦肉の策ですね。
一応副業は届出さえすれば構わないそうなのですが、届出せずに隠れてやってます(苦笑)
普段は日雇い系で、自宅近所の臨海部の倉庫で箱詰め作業等をしています。
体を動かす事が多く、本業が運動不足になりやすい仕事なので、体にも良いです。
気分転換にもなって、お金も日払いで貰えて、これは一石三鳥くらいの価値があると思います。
日雇い業界は、一番忙しいのは12月。去年も12月は土曜と祝日を全てアルバイトに打ち込みました。
残業になると時給が25%アップするので、これも嬉しいです。
さすがに日曜は仕事も少なく、自分の事が回らなくなるので、断っていましたが。

でも、思ったことは、自分と同じような状況に立たされた、いわゆる「ダブルワーカー」が多いこと。
40代、50代の方も多く、一生懸命さが伝わってきました。
それくらいの年代の方々でも、フリーターも多かったです。
お昼休みにはそのような方々と話をして、自分にプラスにしていきます。
その現場は口がかなり悪いです。遅いと怒鳴られる事もしばしば。
でも、実家や今の本職の職場で慣れてますが(苦笑)
そこは、「日雇い」なので、嫌だったらもうそこに二度と来ないことも可能なんです。
でも、終わって日給をもらうと、「またここに来てやるか」という気分になります。

これだけ頑張っても、赤字になる生活。やっぱり職を変えるのが最大のメリットですよね。

長くなりましたが、次はAです。
本当にしたい仕事でないのに何で入社したの?と言われそうです。
でも、実際に入社して数ヶ月しないとわからないもの。
それに、何年も経てば自分のやりたい事って変わってきませんか?
自分が今の仕事に向いていないから、間接業務(事務職)担当になったのだし。
これでも、他の人と関わる部分になると、何かと迷惑を掛けることが多いです。

そしてBですが、特に最近苦痛なのは、往復の通勤ラッシュ。
引っ越して2年ですが、人の増え方は著しく思います。
最大の嫌な事は電車が定常的に毎日10分程度遅れる事。
最寄り駅で乗った際には時間通りなのに、目的の駅に着く頃には10分以上の遅れもしばしば。
それに加え冬は特に着太りしている人が多いので、混み方にも拍車が掛かる・・・。
いくらラッシュ時間でも毎日定常的に大幅な遅れが出るのは問題では無いでしょうか?
今度転職した際には、都心とは反対方向の会社に行くことを決意。

次にCですが、事務的な間接業務では、将来性は無いと思います。
逆にこの仕事を極め尽くし、あと30年勤務出来る自信があるのなら話は別ですが。
しかし、安給料で住宅手当も出ない職場で30年も居ると考えただけで吐き気がします。
それから、転職は30歳を過ぎると行き先が少なくなり、35歳を過ぎるとかなり難しくなるようです。
時々有給休暇を取って、ヤングハローワークで求人内容のチェックをしてるので、わかりますが。
今年は30歳になる年。従って、この1年が本当に勝負の1年になるような気がします。

最後にDですが、精神病の状態を打開する為に転職が必要です。
今回のこの悩みですが、昔からの友人、会社の同期、大学時代の友人、ネット友達、彼女、
会社に来る看護士さん、産業カウンセラーの方、心療内科の方、・・・と本当に大勢の方々に
お世話になり、多大なアドバイスも頂きました。やはり「心機一転」新しい仕事をして、
新しい自分を築いて行くことが重要なようです。
今はかなり閉鎖的な心理状態になっているようです。少しでもそれを開くようにしていく努力も
必要です。

以上の5つの原因があった訳ですが、既に退職後の予定も考えています。
それから、何故に今年の7月末で退職することにしたかという話もついでにします。

退職するにあたり、ハローワーク等の施設に通い始めていますが、ご存知の通り土日祝日は
完全に休みで、自分の仕事の休みともかぶる為、有給休暇を取らないと行けません。
しかし、2004年度は体調不良や心理的ストレスによる体調不良で、かなりの日数を消化しており、
3月末までの分が残り3日程度しか無い状態です。
従って、休みたくても休めない状態が3月末まで続くので、本格的な活動は4月以降になります。

また、今の職場のタスクの中には、月に一度しか出来ない作業も多く、引継ぎに3ヶ月を要するものと
計画を考えています。そうなると、どうしても7月末が良いタイミングと言えそうです。
4月に入社する新人もちょうど慣れた頃になり、一部の仕事は今度の新人に引き継がれる可能性もあります。

もう一点メリットがあり、退職後は一時的にフリーター&訓練学校生となるので、
失業保険の給付を受ける訳ですが、貰えるのは90日間です。
また、訓練学校の開始時期は、4、7、10、1月の頭からです。(受講期間は3ヶ月or6ヶ月)
90日間が切れる前に職業訓練生になれば、その通所期間も全て給付が受けられるので、
最も長期間給付が受けられるパターンの一つになるからです。

職業訓練学校には選抜試験があるので、必ずしも行けるかどうかはわかりませんが、
少しでも給付を多く受けられ、新しい仕事へのステップとなるので、行けるよう頑張りたいです。

従って、7月末退職の10月頭入所になるのですが、その間の2ヶ月間は次のように考えています。
何もしない期間(夏休み)を1週間取り、その後は基本的に夜勤のバイトを入れます。
2ヶ月間の中には説明会や選抜試験等が数回あるので、そのような日の前日は予め夜勤を入れないように
調整をしたり。

通所開始後は、授業が9時半〜15時半くらいなので、夕方に近所のコンビニ等でのバイトになりそうです。
今年の末までの間は「失業保険+バイト代」で、今よりも豊かな生活にしたいと思っています。

来年以降はバイトをしながら就職活動をして、新しい勤務先を決める日々が続くでしょう。
職業訓練終了後は給付金も無いので、ストックを事前に作っておかないと、また破産の危機に遭遇します。
来年の今頃には決まっている事を信じましょう!

以上、長々と語ってしまいましたが、今年の夏以降自分の環境が激変する訳です。
もう二度と失敗しないように頑張りたいです。

(更新日;05.2.20)