蝶ヶ岳・常念岳

蝶ヶ岳(2677m) 常念岳(2857m)

 2006年8月6日、上高地から長塀尾根で蝶ヶ岳に登りました。蝶ヶ岳ヒュッテに宿泊しました。8月7日は常念岳まで縦走し、一の沢を下りました。このコースの魅力は槍・穂高の展望が期待できますが、天候次第で二日目の早朝が一番よい状態でした。
 子ども連れも登っており、関西方面からの登山者が多いように感じました。

 

2006年8月6日(日)  上高地(6:30) − 徳沢(8:30) − 蝶ヶ岳ヒュッテ(15:00) 泊
2006年8月7日(月)  蝶ヶ岳ヒュッテ(6:00) − 常念小屋(13:00) − ヒエ平登山口(17:00) − 烏川渓谷緑地(18:00)


上高地の河童橋からの焼岳
2年前に焼岳に登った時は、天気が悪く上高地から焼岳の姿を眺めることはできませんでした。

梓川と穂高連峰

上高地から2時間で徳沢に到着します。
徳沢園の右側に長塀尾根の登山口を示す大きな指導標が立っていました。ここからは樹林帯の中の急な登りが続きます。
長塀尾根は水場がないのでここでの給水を忘れないようにしてください。

長塀山と蝶ヶ岳の間にある妖精の池です。

高山植物に囲まれた池でした。
長塀山と蝶ヶ岳の間には他にも池があり、ゆったりとした感じで登りました。

蝶ヶ岳山頂(2677m)
真新しい山頂の標識が立っていました。
山頂は広々としていて山小屋も近いのでゆったりくつろげます。

蝶ヶ岳山頂からの蝶ヶ岳ヒュッテ
蝶ヶ岳ヒュッテの先には蝶槍、常念岳が続いています。
蝶ヶ岳ヒュッテは、1泊2食で9000円でした。

蝶ヶ岳からの穂高連峰

蝶ヶ岳からの槍ヶ岳

ニッコウキスゲの蕾の上のアキアカネ 秋茜
(2006年8月7日 蝶ヶ岳・常念岳間の稜線)

赤とんぼと言われているが成熟にしたがい赤くなる。
アキアカネは6月に平地の田んぼや池で羽化し、夏の間は高い山に登って避暑し、山でエサをとり成熟したトンボは秋風の吹くころ赤くなって平地に降りてくる。

常念岳山頂(2857m)の祠
かっては常念坊といわれ信仰登山が行われていたのでしょう。
山頂も岩場で狭くあまり落ち着けるところではなかった。
百名山をめざす人がいて、一の沢からピストンだと言っていました。

登山道で砂浴びをしているライチョウ
羽毛に付いた汚れや、寄生虫のような虫類を砂にからませて体より取除くために砂を浴び、羽ばたきをしてそれを振落します。

常念乗越にある常念小屋

三股は道路崩落で通行止めになっているという情報が入っていたので一の沢を下ることにしました。

一の沢
常念乗越から1km下ったところで一の沢に出会い川を渡る。
ここからは一の沢に沿って登山道があり水場には困らない。
常念乗越からヒエ平登山口までは5.7kmとなっていました。

一の沢林道の崩落現場
ここは巻き道を使って通過しました。
ここ以外にも何箇所か崩落している所がありました。

通常はヒエ平登山口までタクシー来るが、県営烏川渓谷緑地まで1時間、4kmの林道歩きをしました。
ヒエ平登山口では携帯電話は圏外で使用できませんでした。烏川渓谷緑地近くになってやっと携帯電話が使用できるようになり、タクシーを呼びました。穂高駅まで2980円でした。

一の沢林道はゲートで通行禁止になっており、マイカー登山者もここに駐車して登っていました。
蝶ヶ岳・常念岳の花の写真
蝶ヶ岳から槍・穂高のパノラマ写真