奥多摩三山

三頭山東峰の展望台から東の方向に見える御前山(左)と大岳山(右)

2013年4月28日(日)に三頭山、御前山、大岳山の奥多摩三山を日帰り縦走しました。

歩行距離   30.7km 
三山橋バス停 0.6km 登山口 4.5km 三頭山 1.5km 鞘口峠 3.6km 月夜見山 0.4km 月夜見第二駐車場 1.7km 小河内峠

2.3km 御前山 2.9km 大ダワ 3.3km 大岳山 4.2km 御岳ビジターセンター 2.8km 滝本駅(ケーブル) 2.9km JR御嶽駅

所要時間  12時間18分(7時40分〜19時58分)
中野駅 立川駅     奥多摩駅    深山橋バス停  三頭山登山口 丸山 ヌカザス山分岐 鶴峠分岐 三頭山西峰(1524) 
4:43発 5:15着 5:23発 6:52着 7:00発 7:33着 7:40発 7:50    8:10  9:10    9:55  10:20着 10:40発

三頭山中央峰 三頭山東峰 鞘口峠 月夜見山(1147)  月夜見第二駐車場 小河内峠(1050) 惣岳山 御前山(1405)
10:44     10:45   11:28  12:40着 12:47発  12:55      13:23    14:24  14:40着 14:55発

鞘口山(1142) 大ダワ(994)    大岳山(1266)
15:47    16:08着 16:10発  17:23着 17:32発

芹場峠(1142) 長尾平分岐 御岳ビジターセンター 滝本駅(ケーブル)  御嶽駅
18:07     18:35    18:47着 18:50発   19:25       19:58着 20:19発青梅行


三頭橋からの深山橋
三頭橋バス停から三頭橋を渡ったとこに駐車場があり、トイレがあります。
登山口は三頭橋を渡ってすぐ道路の右側にありました。

計画では小河内神社で降りて、ヌカザス尾根を登る予定でしたが、奥多摩湖の貯水量が66%と少なく2月28日から奥多摩湖を渡る麦山ドラム缶橋が撤去され通行不能となっていました。
バスの中でこの情報を知り、深山橋で降り、ムロクボ尾根を登ることにしました。
深山橋でバスを降りたのは3人でした。バスは立っている人もいるほど混雑していましたが、ほとんどの人は鴨沢まで乗って行くようです。

三頭山の登山口 7時50分
深山橋バス停から0.6kmのところに登山口がありました。
三頭山まで4.5kmの表示がありました。

浮橋通行止の表示もありました。

三頭山西峰(1524) 10時20分〜10時40分
三頭橋バス停から約1000mの登りを2時間40分で到着しました。

三頭山中央峰(1531) 10時44分
三頭山東峰(1527) 10時45分
三頭山山頂には都民の森から登ってきた人たちでにぎわっていました。
武蔵五日市8時22分のバスに乗ると9時30分に都民の森に着きます。都民の森には駐車場もあり車でも来られます。奥多摩周遊道路ができてから三頭山は奥多摩三山の中で一番標高は高い山ですが、山頂に立つのに一番易しい山になっています。

三頭山西峰からの富士山

晴天に恵まれ冠雪した富士山を西の方に望むことができました。

幸先よく奥多摩三山縦走の励みになりました。

三頭山からの雲取山

雲取山の山頂付近はまだ雪が残っています。

鞘口峠(1142) 11時28分

三頭山から鞘口峠までの1.5kmのコースは都民の森からの多くの登山者が歩いていました。

ここからは、森林館を経由して都民の森駐車場に行くことができます。

指導標には月夜見山3.6km、御前山8.0kmと表示されていました。

奥多摩周遊道路

風張峠を越えると奥多摩周遊道路に出ます。

この道で月夜見山第二駐車場まで行くことができますが、月夜見山にも登りたかったので指導標に従って再び道路の左側の山道に入ります。

月夜見山山頂(1147) 12時40分〜12時47分

山頂にはベンチがありますが、樹木が茂っており眺望はありませんでした。

月夜見第二駐車場(1089) 12時55分

月夜見山から10分下った所にある駐車場です。

駐車場の中を通ります。指導標には小河内峠1.7km、御前山4.0kmとありました。

小河内峠への尾根道は防火帯になっており、広い道になっています。

忠実に尾根道をたどるとアップダウンが多くなるので脇につけられた登山道を利用しました。

小河内峠(1050)付近では、青空を背景に落葉広葉樹の若葉が芽生えはじめていました。
1000mの高度があり気温が低く、小さな葉をやっと付けはじめた段階です。

御前山のカタクリ

御前山のカタクリは4月中旬から下旬かけて花を見ることができます。

花を見た範囲は、惣岳山への登りから御前山を経て大ダワまで見ることができました。

ヘビイチゴ

花は直径8〜10oの5弁花で、花弁は先端部が窪んだハート形です。花弁と花弁の間に広い隙間があり、萼片が見えます。
葉は黄緑色で、3小葉からなる。小葉は卵状楕円形または楕円形で、縁にはあらい歯牙状の鋸歯がある。

タチツボスミレと並び縦走中に一番出会った花です。

御前山(1405) 14時40分〜14時55分

大ダワに向けて先を急ぐ。最後に大岳山の岩場の登りが待っている。

大岳山(1266) 17時23分〜17時32分

この時間になると山頂には誰もいない。

大ダワで人に出会ったのが最後で、この後登山者には一人も出会いませんでした。

日没までにできるだけ下ろうと速度を速めました。

芹場峠 18時7分

長尾平分岐 18時35分

御岳ビジターセンター 18時47分〜18時50分

ケーブルの最終は6時30分で御岳駅まで歩きました。
滝本駅 2.8km JR御岳駅6.7kmと表示されています。
ここでヘッドライトと懐中電灯を取り出す。
真っ暗な杉林の中を下る。途中、巡回中の警察の車2台と出会いました。
懐中電灯のGENTOS 閃 325(150ルーメン)は明るく感じたが、ヘッドライトのGENTOS LEDヘッドライト(80ルーメン)は暗い感じがした。
滝本駅 19時25分
ここからは街路灯が点灯していたのでヘッドライトだけで充分でした。

御嶽駅に19時58分に到着しました。

この時間の御嶽駅は無人駅になっており、電車を待っている客が数名いるだけでひっそりとしていました。

途中にアクシデントが起きる不安はありましたが、無事縦走ができた満足感にしたり帰宅の途につきました。

あとがき
今回歩いたコースでの中間点は、時間でも距離でも小河内峠付近になっています。三頭山と御前山間が長かった印象があります。御前山に着くと御岳駅まで歩けそうな気になりました。

日本山岳耐久レース(ハセツネCUP )を意識して歩きました。ハセツネCUPは71.5km(五日市会館前スタート→今熊神社→市道山分岐→醍醐丸→生藤山→土俵岳→笹尾根→三頭山→大岳山→御岳神社→金比羅尾根→五日市会館前フィニッシュ)を制限時間24時間で走ります。13時スタートなので今回歩いたコースは夜中になりレース後半の頑張りどころになります。過去の記録を見ますと完走率は80%前後になっています。
今度はレース前半のコースである五日市から笹尾根で三頭山まで歩きたいと思っています。笹尾根はアップダウンが少なく歩きやすかった印象があります。