2002年の夏に中央アルプスの木曽駒ケ岳・空木岳(うつぎだけ)に2泊3日の山旅をした記録です。

第1日(7月28日)
新宿 − 駒ヶ根 − しらび平 − 千畳敷 − 頂上山荘(泊)

 新宿7時発の高速バスを利用し駒ヶ根に向かった。ロープウェイ乗り場のしらび平で2時間半待ちとなり、千畳敷に着いたのは、3時になってしまった。予定では木曽駒ケ岳に登って宝剣山荘で泊まることにしていたが、木曽駒ケ岳山頂直下まで行き、頂上山荘で泊まることになった。
← 千畳敷には、ミヤマキンバイが群生していた。
第2日(7月29日)
頂上山荘 − 木曽駒ケ岳 − 頂上山荘 − 宝剣岳 − 桧尾岳 − 熊沢岳 − 木曽殿山荘(泊)

 今回の登山のメインの縦走路を行く。朝のうちガスがかかり天候が心配されたが、中央アルプスの尾根づたいに1日じゅうアップダウン繰り返した。
← 早朝の木曽駒ケ岳(2956m)山頂はガスで展望はきかなかった。
宝剣岳(2931m)山頂より雲の切れ目から木曽駒ケ岳があらわれた。 →
← 宝剣岳山頂より千畳敷を望む。山頂は槍ヶ岳の山頂より狭かった。
縦走路から登ってきた宝剣岳、木曽駒ケ岳を振り返る。 →
← これから行く空木岳への縦走路を望む。
第3日(7月30日)
木曽殿山荘 − 空木岳 − 大地獄 − 池山小屋 − 駒ヶ根高原 − 駒ヶ根 − 新宿

 朝の元気なうちに空木岳(2864m)に登る。山頂は、晴天に恵まれ南アルプスの塩見岳の先の富士山、他には御岳山、乗鞍岳、槍ヶ岳を確認することができた。
 山頂で一服した後は、1日かけて駒ヶ根高原までひたすら下った。
← 空木岳山頂(2864m)に登頂。
空木岳山頂から南アルプスを望む。 →
 9年ぶりの登山で、出発の前日肝心の登山靴が見つからずテニスシューズでの登山となった。足には豆ができ、標準コースタイムより大幅に時間がかかったが、天候に恵まれ目的の木曽駒が岳、空木岳を登頂することができたのは幸運だった。

 苦しくて危険な山になぜ登るのだろうか。思いつくままにあげてみました。
・日常性の打破、気分転換
・体力・気力のへの挑戦
・状況に応じた判断力を試す
・雄大な自然の景色
・人間の野生を取り戻す
・森林浴
・ダイエット
・水のうまさをあじわう
・目標達成の満足感を得たい
・高い所に行きたい
・遠くへ行きたい・知らない所へ行ってみたい
・地図による頭の中のイメージを実踏による確認
・高山植物や動物を見たい。

 以前は登山には、持久力が一番必要だと思っていましたが、他のスポーツと同様に安定感(バランス)が一番大事だと思うようになってきました。遭難はいくつかのミスが重なりバランスを崩すことによって発生するのではないでしょうか。
塩見岳の後ろに富士山
第1日目の宿泊所となった木曽駒ケ岳山頂直下の頂上山荘。 →
木曽駒ケ岳・空木岳