五竜岳から縦走路の先に見える鹿島槍ヶ岳 | 爺ヶ岳からの鹿島槍ヶ岳、手前に宿泊した冷池山荘が見える。 |
平年より13日遅れの梅雨が明けた2003年8月2日の夜から、後(うしろ)立山連峰の鹿島槍ヶ岳(2889m)・五竜岳(2814m)に3泊4日で行ってきました(車中1泊、山小屋2泊)。新宿発白馬行きの夜行バスで白馬五竜まで行く。1日目は、遠見尾根を登り五竜山荘で泊まる。2日目は、五竜岳、鹿島槍ヶ岳を登り冷池(つめたいけ)山荘で泊まる。3日目は爺ヶ岳に登り、種池山荘から扇沢に下る。種池山荘から扇沢に下山中に雨にあいましたが、後は晴天に恵まれ予定通り山旅を楽しむことが出来ました。
山行の準備で山の名前の由来を調べました。後立山というのは、富山側から見て、立山のうしろ側に連なる山という意味で名づけられました。
鹿島槍ヶ岳と呼ばれるようになったのは明治以後で、山麓の鹿島部落にある槍ヶ岳という意味です。それ以前は残雪の模様の鶴の形にちなんで鶴ヶ岳と呼ばれていました。五竜岳は、残雪の形が甲斐の武田家の家紋そっくりの武田菱に似ており、かっては御菱(ごりょう)岳と呼んでいましたが、それが転訛して五竜(ごりゅう)岳になったそうです。爺ヶ岳は、種まき爺さんの残雪の模様からです。
登山の前準備でインターネットを利用して情報を収集し、携帯電話を持参して万一の場合に備え、一昔前の登山のスタイルとはずいぶん変わりましたが、登りのつらさ(=山の魅力)はいつの時代も変わりません。
2003年8月2日(土) 新宿西口 22時30分出発 夜行バス さわやか信州号 白馬扇沢ルート |
第1日目:2003年8月3日(日) 白馬五竜(神城) バス 6時00分着 とおみ駅(818m) テレキャビン(8人乗りゴンドラ) 7時30分発 アルプス平駅(1515m) 7時38分着 地蔵の頭(1676m) 8時00分着 小遠見山(2007m) 9時30分着 中遠見山(2037m) 10時15分着 大遠見山(2106m) 11時40分着 西遠見山(2268m) 12時30分着 白岳(2541m) 15時15分着 五竜山荘(泊) 15時30分着 所要時間 7時間52分 歩数 15,185歩 |
遠見尾根から八方尾根越しの白馬三山 | 遠見尾根からの五竜岳 |
第2日目:2003年8月4日(月) 五竜山荘 4時00分発 五竜岳(2814m) 5時20分着 北尾根の頭 8時10分着 キレット小屋 10時15分着 鹿島槍北峰(2842m) 12時50分着 鹿島槍南峰(2889m) 14時10分着 布引山(2683m) 15時25分着 冷池(つめたいけ)山荘(泊) 16時30分着 所要時間 12時間30分 歩数 22,842歩 |
五竜岳の日の出 | 五竜岳からの剣岳 |
五竜岳からの鹿島槍ヶ岳 | 難所の八峰キレット |
鹿島槍ヶ岳への縦走路から五竜岳を振り返る。 |
第3日目:2003年8月5日(火) 冷池(つめたいけ)山荘 6時00分発 爺ヶ岳中峰(2669m) 7時15分着 爺ヶ岳南峰 7時45分着 種池山荘 8時25分着 扇沢 11時25分着 信濃大町 11時50分着 12時12分発 松本行 普通 松本 13時22分着 14時28分発 高尾行 普通 高尾 18時06分着 自宅 19時30分着 所要時間 5時間25分 歩数 20,890歩 |
最後の登りの爺ヶ岳 |
「カシミール3D」による五竜岳からの鹿島槍ヶ岳 |
ダケカンバ | |
チングルマ | イワギキョウ |