古文書講座

 中野区の歴史民俗資料館主催の古文書講座を久しぶりに受講することになりました。講座は10月、11月の土曜日に合計8回行われます。

最初の3回はNHK学園で古文書を教えている笠原綾講師です。毎年中野区の古文書講座の講師を行っていて、もう十数年になるそうです。

和服を着ていて、パソコンを操り古文書講師がすっかり板についたようです。
笠原講師はお話が得意なようで、古文書を直接解読しないで、古文書の背景を丁寧に説明してくれます。

今回読む古文書は、明暦四年(1658)、江古田村東福寺の「寺田畑」をめぐる出入筋(民事裁判)における原告側の目安(訴状)と目安の内容に対する反論を書面にした被告側である東福寺の返答書(答弁書)を解読します。

第1回目の講座では古文書解読のポイントが講義されました。
@読めないところにとらわれないで、全体を把握するようにする。
A古文書には文書の種類によってパターンがあり、文書の性格をつかんで読む。文書の種類には願書・訴状、証文類、触書、書状がある。

予備知識を与えられたので来週からの解読の助けになります。
古文書解読が苦痛でなく楽しめるようにしたいです。