高水三山

 2011年10月9日(日)、奥多摩の高水三山に出かけました。先月青梅丘陵ハイキングコース(青梅→軍畑)を歩いたので、歩き残した高水三山ハイキングコース(軍畑→御岳)を歩くことにしました。
 軍畑(いくさばた)は、永禄6年(1563)武蔵滝山城(八王子)の北条氏照(うじてる)が三田弾正の辛垣(からかい)城を攻めたときの古戦場で、この名がつきました。 辛垣(からかい)城は山城で、青梅丘陵ハイキングコースに城跡があります。
 高水三山は、高水山(759m)、岩茸石山(793m)、惣岳山(756m)からなっています。青梅丘陵と高水三山を合わせてトレイルランニングコースになっています。青梅から走ってくると高水山の登りはきつく感じました。高水三山は低山ですが、岩茸石山からの下り、惣岳山への最後の登りは岩場になっており気をつける必要があります。
高水三山の標準コースタイムは、軍畑→高源寺30分、高源寺→高水山60分、高水山→岩茸石山35分、岩茸石山→惣岳山40分、惣岳山→御岳50分で合計3時間35分でゆっくりした山登りが楽しめます。


曇り空で遠望はきかないが、このコースの中で一番見晴らしの良い岩茸石山山頂からの眺め(北西)


御岳に下山後、玉川屋で天ザルを食べました。
待ち時間が40分ぐらいと長いので
急いでいる人には勧められません。
御岳駅前の東峯園のラーメン屋さんも有名です。

 行き帰りの中央線、青梅線とも登山客で込み合っていました。最近は登山ブームのようで、特に山ファッションを身に着けた山ガールが多くなっているようです。テレビの番組や新聞の記事が影響しているのでしょうか。登山は山に登る意志があれば特に技術は必要なわけでもなく、大自然に触れ、自分の足で汗をかいて登り、快い疲労と達成感が得られます。人それぞれに山の魅力を感じ登山人口が増えているのでしょう。

 朝、軍畑駅では無名山塾の岩崎元郎(もとお)さんがいて、高水三山に登る準備体操や参加者の自己紹介をしていました。私も岩崎元郎さんの本を読んだり、なかのZEROで行われた「山岳映画の夕」で講演を聞いたことがあります。また、1995年にNHK教育テレビで放映された「趣味百科 中高年のための登山学」(出演:岩崎元郎、みなみらんぼう)も見ていました。