仏果山・高取山

 2008年9月23日(火)の秋分の日に丹沢の仏果山・高取山にでかけました。前日に新宿の旅行センターで宮ヶ瀬ダムハイキングパスを1710円で購入したので、交通費を350円節約することができました。小田急線の本厚木駅から半原行のバスは田代経由半原行と野外センター前経由半原行が30分間隔で交互に出発しています。田代経由半原行に乗った場合は撚糸(よりいと)組合前で下車します。野外センター前経由半原行に乗った場合は野外センター前で下車します。今回は厚木駅8時50分発の田代経由半原行に乗車し撚糸組合前で下車しました。

 道路を少し戻り、半原神社の脇の宮沢川沿いの道を登る。入り口には仏果山ハイキングコース入口の表示があり、山頂まで2時間半と表示されていました。また、ここから仏果山登山口まで1.4kmと表示さてていました。沢沿いの部落の中には、「ほたるの里」とありホタルが育てられ6月にはゲンジボタル、ヘイケボタルが飛ぶ姿をを見ることができます。ハイキングコース入口から1.4kmの宮沢橋の下に仏果山と高取山の分岐があり、仏果山へは左の階段を登っていきます。高取山へは直進します。

 仏果山までに出合った花は、シモバシラ、アキノタムラソウ、イヌショウマ、ミズヒキ、キンミズヒキ、ノアザミ、シラヤマギクです。山道にはシカよけのネットが張られていました。約2時間で仏果山山頂に到着しました。山頂には鉄塔の高さ13mの展望台があり、天気が良ければ丹沢の山々を眺望することができそうでした。仏果山は、室町時代のはじめ清川村煤ヶ谷すすがやにある正住寺(臨済宗鎌倉建長寺派)を開山した天鑑存円上人てんかんぞんえんしょうにん(仏果禅師)が、座禅修行をした山といわれて、仏果禅師が座禅をした座禅石がいつの頃か仏果沢ぼっかざわに落下したため、この山を「仏果山」と呼ぶようになったといわれています。

 山頂で昼食をとった後、仏果山から宮ヶ瀬越を経て高取山に向かいました。40分ほどで高取山に到着しました。

仏果山から宮ヶ瀬越まで0.7km、宮ヶ瀬越から高取山まで0.5kmです。高取山の山頂にも仏果山と同じ鉄塔の展望台があり宮ヶ瀬湖、丹沢の山々の眺望を楽しむことができます。

高取山から宮ヶ瀬ダムまで2.1kmを下りました。途中ベンチのある展望台が2ヶ所あり、宮ヶ瀬湖、宮ヶ瀬ダムを眺望することができます。 

高取山の展望台からの仏果山(747.1m) 仏果山の展望台からの高取山(705.7m)
仏果山は山頂近くは急登になる。
左側の尾根道から登ってきた。右側は高取山に続く。
仏果山は半原富士ともいわれる。
宮ヶ瀬越(663m)を経て高取山までの尾根道が続く。
高取山の奥に宮ヶ瀬湖が少し見える。

コースタイム
本厚木駅850 35分 925撚糸組合前930 25分 955仏果山登山口1000 1時間30分 1130仏果山1205

 25分 1230宮ヶ瀬越1235 15分 1250高取山1305 25分 1330展望台(上)1345 15分 1400展望台(下)1405

 25分 1430宮ヶ瀬ダム 45分 1515半原1520 34分 1554本厚木駅

所要時間 5時間45分(930〜1515)


上の展望台からの宮ヶ瀬湖
高取山から宮ヶ瀬ダムへの下りで鉄塔近くに
ベンチのある休憩所があります。
ここからは宮ヶ瀬湖を一望することができます。

高取山から宮ヶ瀬ダムに下る道はヤマヒルに
注意の表示がありましたが、私もヒルにやられました。
痛みはなく出血の痕があり、後で気づきました。
ヒルは春から秋にかけて出現し、冬はいないようです。
ヒルはナメクジを小さくしたような黒い虫で、シカに
ついて移動し、増殖しているようです。

下の展望台からの宮ヶ瀬ダム
ここからダムまでは階段の急坂を下る。
宮ヶ瀬ダムは2000年(平成12年)12月に完成しました。
総貯水容量は約2億立方メートルでほぼ芦ノ湖と同じ
だということです。

宮ヶ瀬ダム
ダムの上から高低差120mをエレベータで下り、
地下道を抜けるとダムの放水を見ることができました。
この水は中津川となって厚木で相模川と合流し
相模湾に注ぎます。

あいかわ公園の中を通り半原バス停までは45分
ほどでした。