奥多摩 川苔山
川苔谷の沢で良質の川苔を産し、その源頭の山であるので川苔山と呼ばれるようになった。川乗山の表記もあるが、これはかつて国土地理院の地形図でそのように誤記されていたことによる。この誤記は平成8年発行の1/2.5万地形図より川苔山と正式に修正された。
2008年3月9日(日)に真名井北稜から川苔山をめざす。川苔山は、よく登った山だがこのコースは初めてで、静かな尾根歩きを期待してでかけた。真名井北稜は、登山道というよりは作業道で、踏み跡程度しかなく時々コースを外れるが、尾根を忠実にたどれば川苔山に到達できる。残雪の残る早春の川苔山の一日を楽しむことができました。
川井駅925−バス10分−北川橋935− 真名井橋950−真名井林道Uターン地点1010−真名井北稜伐採地上部1135 −川苔山1420 1440−鳩ノ巣駅1750 |
真名井橋近くの真名井北稜の登り口を見過ごし、真名井沢を進み、伐採地から真名井北稜に登った。真名井沢の標高450m地点から真名井北稜の700mの地点まで高度差250mを伐採地の脇をひたすら登った。 途中、リュックのポケットに入れてあったペットボトルを枝に引っ掛かって落とし、ペットボトルは谷底に転げ落ちてき、見えなくなったのであきらめた。 |
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川苔山近くのミズナラ(水楢)の林。ミズナラは、ブナ科コナラ属の落葉広葉樹。 樹皮は、縦に深く裂け、表面が薄くはがれているものもある。 ミズナラは、里山を代表するコナラと比較するとやや山地性の傾向を示し、ブナと共に冷温帯落葉樹林だが、ブナより分布標高はやや低い。 |
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ミズナラのドングリは大きさが2〜3cmの楕円形で、 |
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川苔山山頂に14時20分に着く。山頂では、二人ずれの登山者一組が湯を沸かしカップヌードルを食べていた。うす曇で展望はあまりよくなかった。 遅くなったので帰りは、鳩ノ巣に下ることにした。 アイスバーン(ドイツ語Eisbahn 氷化した雪面。一度溶けたり、踏み固められたりした雪面が凍りついた状態)になった登山道を小刻みに慎重に歩いたが、二度尻餅をついてしまった。 |