四阿屋山(あずまやさん)

 2006年3月11日(土)に秩父の四阿屋山(あずまやさん)に行ってきました。小鹿野(おがの)町(旧両神村)堂上の節分草が咲く時期(花期3月上旬から下旬)にあわせました。秩父鉄道の終点である三峰口からバスで20分ほどで小森に着きます。小森から白井差口行のバスもありますが待ち時間が30分あったので、堂上まで30分ほど車道を歩きました。途中、四阿屋山の登山ルートである押留(おとも)コース、ツツジ新道の登山口を右側に確認できました。

 堂上の節分草自生地には、既に車で来ている人が写真を撮っていました。節分草が園地一面に白い花を咲かせていました。節分草はキンポウゲ科の多年草で、石灰岩地の樹林内に群生します。明日3月12日(日)には節分草まつりが予定されているので花見には一番良い時期だと思います。アズマイチゲ(花期3月下旬から4月中旬)は蕾が咲いていましたが、案内の人が今日、明日に開花するだろうと言っていました。

堂上の節分草自生地 節分草

 堂上の節分草を見た後、先ほど来た道を10分ほど戻り、大堤のツツジ新道の登山口に到着する。ツツジ新道は健脚向きで、初心者は押留(おとも)コースを利用してくださいと注意書きがありました。ツツジ新道にはくさり場が、数箇所あり岩場の経験がないと足がすくむでしょう。特に最初のくさり場は、距離は短かったが、つま先しか足場がなく、岩の壁をくさりを頼りにして体をひきずりあげました。

つつじ新道の登山口

 登山口から1時間30分ほどで四阿屋山(771.6m)の山頂に立つことができました。山頂の西側に両神山(1723m)が見えました。山頂は、狭いがここで昼食にしました。

四阿屋山の山頂 山頂からの両神山

 下りに山居の福寿草園地で福寿草(花期2月下旬から3月中旬)を見ました。ロウバイ(花期1月下旬から2月中旬)もまだ花を咲かせて良い香りを放っていました。山居からは、南東の方向に武甲山(1304m)が見えました。

山居の福寿草 山居からの武甲山

 2時前に三峰口駅に到着したので、三峰口駅から二駅目の武州日野駅で下車して寺沢座禅草自生地(花期2月下旬から3月下旬)に寄りました。武州日野駅から寺沢座禅草自生地までは30分ほど(約2km)で着きました。座禅草は水芭蕉と同様に湿地に生える多年草でサトイモ科に属します。座禅草の名は、花の咲く様子が、座禅を組む僧の姿に似ていることに由来しているそうです。

寺沢座禅草自生地の座禅草