妙正寺川の護岸崩落
哲学道公園と上高田公園の中間にある北原橋で撮影(上高田5丁目) |
台風14号の影響で2005年9月4日夜から5日未明にかけての東京23区や多摩地区などでの集中豪雨で妙正寺川の護岸が崩落した。気象庁発表によれば、4日午後10時過ぎ、妙正寺川源流付近の東京都杉並区下井草で1時間に112ミリの雨を記録した。このため、妙正寺川は4日午後10時半過ぎに中野区内数カ所で氾濫し、中野区野方3丁目と上高田5丁目の2ヵ所で護岸が崩落した。上高田5丁目の崩落現場は9月18日現在、約40メートルにわたって土のうが積み上げられていました。川は直進していて、特に強い流れを受けるところと思いませんがちょっとした欠陥箇所から雪崩現象で崩落したものと思います。
都内の河川の水害対策は、1時間30ミリの降雨量の対応が完了し、1時間に50ミリの降雨量に耐えられるよう治水対応工事が進行中という段階にあります。つまり、1時間に50ミリを超える雨に対しては、仕様外で氾濫・出水が必死というのが現実です。
地震でも仕様外のものが発生したら、高層建物はどうなるのでしょうか。