ムサシノキスゲ

 

 2005年5月8日、多磨霊園の近くにある浅間山公園にだけ自生しているムサシノキスゲを見てきました。ムサシノキスゲはニッコウキスゲの変種で暖低地に順化したものだそうです。 もともとは寒冷な気候を好む氷河期の植物なのでカタクりと同様に北斜面に自生しています。花は、1日だけしか咲かないそうですが、次に咲こうとしているつぼみがたくさんあり、5月の下旬まで花をさかせています。

 公園内はボランティア団体によって整備され、草花の種類が多く、お目当ての花の咲くころまた来たいと思いました。

花ごよみ
スミレ(3月中旬〜4月中旬)
ヒトリシズカ(3月下旬〜4月中旬)
キンラン(4月中旬〜5月中旬)
ギンラン(4月中旬〜5月中旬)
ホウチャクソウ(4月中旬〜5月中旬)
アマナ(4月下旬〜5月中旬)
ムサシノキスゲ(4月下旬〜5月下旬)
ホタルブクロ(5月下旬〜6月下旬)
キツネノボタン(5月下旬〜7月下旬)
オカトラノオ
(6月下旬〜7月下旬)
オオバギボウシ
(6月下旬〜7月下旬)
イチヤクソウ(6月中旬)
ヤマユリ(7月中旬)
アキノタムラソウ(7月中旬〜8月中旬)
ツリガネニンギン(8月〜9月)
ミズヒキ(8月〜10月)
キンミズヒキ(8月〜10月)
ノハラアザミ(8月〜10月)
ガンクビソウ(8月〜10月)
ヨメナ(8月〜10月)
シラヤマギク(8月下旬〜10月下旬)
アキノキリンソウ(8月下旬〜11月上旬)
ヒヨドリバナ(9月〜10月)
ヤブタバコ(9月〜11月)
コウヤボウキ(9月〜11月)


ムサシノキスゲがニッコウキスゲとカンゾウのどちらに似ているかは写真を見て判断してください。
すべてユリ科のワスレグサ属の多年草です。
ムサシノキスゲ(武蔵野黄菅) ニッコウキスゲ(日光黄菅) ノカンゾウ(野萓草)