蕎麦粒山
2005年3月19日(土)に奥多摩の蕎麦粒(そばつぶ)山(1473m)に行ってきました。登りは川乗橋から鳥屋戸(とやど)尾根を登り、蕎麦粒山から一杯水避難小屋まで行き、下りはヨコスズ尾根を利用して東日原に出た。 まだ雪が残っており、山に春が訪れるのはもうすこし時間がかかるようです。 |
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川乗橋(430m)から川乗林道を3、4分いった所にある左に曲がるカーブミラーの場所に登山口がある。 登山口からは杉林の中登る。私の高度計では620mの地点まで杉林は続き、登山口からの高度差は約200mです。 杉林では風が吹くと黄色い花粉が舞い上がっていた。 杉林を過ぎると落葉広葉樹の明るい道になる。 右に川乗山、背後に鷹巣 この登山道は登山ガイドの地図では点線になっていたが、よく踏まれた道で迷うことはなかった。 |
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登山道の脇にあったブナの大木。 奥多摩や丹沢のブナは、200年あまり前の小氷河期と呼ばれる寒冷な時期に発芽したらしい。わが国では天明・天保の飢饉が起こっている。ブナは寒冷な気候と水分を好み、温暖化した現在の気候に適していないので、奥多摩や丹沢のブナが枯れても跡継ぎが育たない。 |
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笙(しょう)ノ岩山山頂(1255m)までは、登りだけの道だったが、ここから蕎麦粒山(1473m)までは、アップダウンを繰り返しながら次第に高度を上げていく。 ここから先は雪道になっていた。 ここから蕎麦粒山への登山道で鹿二頭と出会うが、谷に駆け抜けていった。杉などの樹皮が鹿の食害にやられているのがめだった。鹿が増えすぎているようだ。鹿の増加の原因は、地球温暖化の影響で越冬できる鹿が多くなったからとのこと。 |
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蕎麦粒山山頂(1473m) 鋭く尖った峰が蕎麦の粒のように見えるので、この名がある。 |
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蕎麦粒山山頂からの川乗山 川乗山にいく場合は踊り平まで幅広い防火帯の道がある。 |
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仙元峠(1444m) 日原と秩父を結ぶ峠 仙元峠から日原までの道は、昔から生活道として利用されていたようです。多摩川流域と荒川流域を結ぶ道です。 |
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仙元峠(1444m)から一杯水避難小屋(1440m)までは起伏の少ない尾根道が続く。尾根道は尾根の南側につけられているが雪道が続いていた。 やわらかい雪の上を歩くと靴がもぐって冷たかった。 |
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一杯水避難小屋(1440m) ここに着いたのが3時になってしまったので、暗くならないうちに下山するため、避難小屋の中には立ち寄らなかった。 ここからヨコスズ尾根を利用して東日原まで下った。 5時に下山。 |
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