江古田遺跡
江古田三丁目の旧国立療養所中野病院跡地の保健・福祉施設の建設に先立ち発掘調査が行われ、3月6日、7日に現地説明会が行われました。発掘によって確認された中世の遺構は、建物跡2軒、溝1本、地下式抗2基、井戸跡1基、方形の土抗群や多数の柱穴である。
中世の土豪の居館跡ではないかと思われている。
遺物には建物跡から中国産と思われる白磁四耳壷(はくじしじこ)が出土している。白磁四耳壷は鎌倉市、足利市、岩手県平泉町など、当時の政治文化の中心地に出土している貴重品である。
私の推測では、豊島氏とゆかりのある人物が住んでいたのではないでしょうか。
遺物 | 溝跡 幅2.5m 小土豪の居館や寺院を区画する方形の溝 |
建物跡 建物規模は11m×8m 柱間距離は2.1m 中世においてこの規模の建物は一般家屋ではないと思われる。 江古田寺? |
井戸跡 径が1.3m |
地下式抗 用途は墓?・貯蔵庫? 土壌の化学分析の結果リンが多量に含まれていたので墓 |
方形の土抗 幅2m、長さ5m 用途は炭窯?・火葬土抗? |