二子山部屋

神田川にかかる新橋。かっては芸者のいる町だった。	角界の人気力士が集まっていた二子山部屋

　1月２０日に横綱貴乃花の引退発表があった中野新橋の二子山部屋（中野区本町３−１０−６）は、外部から見ると普通のビルになっており、看板だけが相撲部屋であることを示している。貴乃花の引退発表のときは、７０人以上の報道陣がつめかけたという。
　相撲人気も二子山部屋の盛衰とともにあった。二子山部屋の全盛時だった１９９５年夏場所には、幕内力士を九人も抱えていた。夏場所の成績は、貴乃花（横綱：13勝2敗　優勝）、若乃花（大関：11勝4敗）、貴ノ浪（大関：9勝6敗）、安芸乃島（小結：1勝2敗12休）、三杉里（前頭１：5勝10敗）、貴闘力（前頭３：9勝6敗）、浪乃花（前頭４：4勝11敗）、隆三杉（前頭９：6勝9敗）、若翔洋（前頭１５：11勝4敗）だった。最近では、貴ノ浪、安芸乃島も衰えが目立ち、注目される若手も育っていない。
　初場所では、朝青龍の横綱昇進をはじめとする外人力士の躍進が目立ち、日本の国技「相撲」が外人力士によって支えられる時代になった。これも少子化の影響だろうか。

☆☆〜二子山部屋ファン集まれ〜☆☆