法隆寺法宝物館の見学

法隆寺宝物館宮内庁からの聖徳太子像

 上野にある東京国立博物館の法隆寺宝物館か改築され、7月20日より収蔵品が常時一般公開されることになった。新オープンを記念した開館記念特別展では法隆寺と宮内庁から特別に出品された作品も展示されていた。
 奈良の法隆寺は、飛鳥時代の推古朝中頃(7世紀初)に、聖徳太子によって、創建された。法隆寺に伝来した数多くの遺品のうち、明治11年(1878年)に皇室へ献上された宝物は法隆寺献納宝物と呼ばれている。この宝物は戦後国有となり、一部は皇室にとどめられたり法隆寺に返還されたものもあるが、その他300余件は東京国立博物館で保管することになった。
 新しい宝物館は、宝物がガラスのケースで守られ保存と展示の両方の目的を考慮されて造られている。資料室ではパソコンで全作品319件を画像と音声と文字によって解説していた。