考古学入門講座を受講して

 中野区立歴史民俗資料館主催の考古学入門講座を6月から7月にかけて8回の講義が行われ、そのうち7回を受講しました。講義の内容は旧石器時代から奈良時代までの歴史で、遺跡からの出土物をもとにして行われました。歴史は奥の深い学問で少し分かるともっと深く知りたくなる。特に古代史は証拠不十分なため、想像力を働かしてさまざま見解が出されています。

 今回の講座で私は3件の質問を行い、講師から以下の回答がありました。

1.問 モースの大森貝塚の本の中で出土した人骨の様子から人食い人種だったと書かれているが、ほんとに人を食べたのか。
  答 なんとも言えない。モースが学会で発表したとき、すごい反発にあった。

2.問 弥生人は朝鮮半島からの渡来人と考えてよいか。
  答 技術(青銅器、鉄器、稲作)は朝鮮半島からのものだが、弥生人は原日本人と渡来人の混血と考える。

3.問 弥生式土器と古墳時代の土師器はじきとはどこが違うのか。
  答 弥生式土器には文様があるが、土師器には文様がない。製法はどちらも野焼きで作られる。

質問し忘れた疑問が1つあります。分かる人は教えてください。
 古代人は竪穴住居に住んでいました。炊事は炉からかまどに進歩していったことが分かりました。竪穴住居には、便所とか風呂が見当たりません。古代人はどうしていたのでしょう。