インターネットの普及

国別インターネット普及
(単位:対人口比インターネット利用者(%))
順位 国名

1998年

2005年予測
1 アイスランド

32.0

71.2
2 フィンランド 30.5
3 ノルウェー 30.4
4 スウェーデン 29.0 72.0

5

アメリカ合衆国 28.3 72.1

6

オーストラリア 23.4 68.5

7

カナダ 21.2 66.5
8 ニュージーランド 19.0
9 デンマーク 17.9
10 シンガポール 14.0 64.4
11 スイス 13.8
12 英国 13.7 58.2
13 オランダ 12.5 57.4
14 香港 9.9 49.5
15 イスラエル 9.6 54.6
16 ドイツ 8.7 59.5
17 日本

7.7

38.2
18 フランス

4.7

50.6
19 韓国

4.4

30.0
20 イタリア

3.7

32.2
1999年のインターネット利用者
(単位:万人)
順位 国名 利用者(万人)
1 アメリカ合衆国 11,083
2 日本 1,816
3 英国 1,398
4 カナダ 1,328
5 ドイツ 1,229
6 オーストラリア 684
7 ブラジル 679
8 中国 631
9 フランス 570
10 韓国 569
11 台湾 479
12 イタリア 475
13 スウェーデン 395
14 オランダ 293
15 スペイン 291

出所 : Computer Industry Almanac Inc.

 

 

 日本のインターネット利用者は、1800万人でアメリカについで第2位だが、対人口比だと7.7%で第17位になる。政府も21世紀につながる産業の柱として「IT(情報技術)」の推進に力を入れているが、解決しなければならない課題をいくつか挙げてみた。

通信費がアメリカに比べて数倍高い。
インターネットの通信インフラが不十分で高速大容量の情報通信網の整備が必要。
インターネットは本来、世界と交信するものであるが日本人には英語が充分に利用できない。
コミュニケーションをインターネットによるものと人との直接のふれあいによるものとをいかに融合させるか。
情報に対して日本人が投資に見合った価値を認識できるか。

 北欧でのインターネットの普及率が高い理由は次のようなものが挙げられる。

北欧の人の生活様式が携帯電話やインターネットの通信手段を必要としている。(雪に閉じ込められた森の中でサウナを使用する)
ノキア(フィンランド)、エリクソン(スウェーデン)のような有力な通信機メーカーがある。
自己防衛のため情報に対して敏感である。(過去の歴史で経験したロシアやドイツに対する警戒意識がある)