ゴリラ

上野動物園のゴリラ

　赤道アフリカの熱帯雨林に生息しているゴリラが絶滅の危機にある。赤道アフリカに生息するゴリラは３亜種ありニシローランドゴリラが３５，０００～４５，０００頭、ヒガシローランドゴリラが３，０００頭～５，０００頭、マウンテンゴリラが６００頭生存している。熱帯雨林の開発や密猟のためその数を減らしている。

　上野動物園では、ゴリラ棟を繁殖可能な自然環境（ゴリラの森）に改築し動物園でのゴリラの繁殖につとめていたが、ニシローランドゴリラのモモコが７月３日にオスを無事出産した。

　現在、ゴリラの子供を見ることはできないが、ゴリラの森での出産・育児の様子をビデオ上映している。

　父親のビジュは昨年の秋に１２歳で急死した。ゴリラは一夫多妻制で、ビジュは若いながらも群れのメスをとりまとめていた。

　上野動物園ではゴリラのほかにトラの動物園での繁殖を試みている。