日経平均株価銘柄入れ替え

 日経平均株価は4月12日に年初来最高値20,833円をつけた後、4月末から5月にかけて急落し5月26日に16,008円の安値をつけている。ニューヨーク市場や米ナスダック市場の株価急落に歩調を合わせて、これまで買い手の主役だった外国人投資家が、売り越しに転じたことが影響している。もう一方で、4月24日に日本経済新聞社が実施した日経平均算出銘柄入れ替えが、株価急落に拍車をかけたといった見方も強まっている。

 銘柄入れ替えの理由は、ここ2〜3年、ITやネット関連が台頭してきて、産業構造が変わり、市場を代表する銘柄に入れ替える必要があった。今回の30銘柄の入れ替えは、数の上では、全体の13%に過ぎないが、採用銘柄に値がさ株が多く株価全体に及ぼすウェートでは49%にもおよんだ。

 5月22日に経済経済企画庁が発表した日経平均株価リポートでは、新旧平均株価を比較し、5月19日終値で旧平均株価が新平均株価より2,000円以上高くなったことを報告している。

 私が年初に予想していた今年の日経平均は17,000〜21,000円だったが上に突き出るかと思ったが、下に突き出てしまった。銘柄入れ替えまでまでは予想できなかったと弁解することをお許しください。

採用銘柄

日本たばこ産業,花王,第一製薬,エーザイ,テルモ,TDK,ミツミ電機,松下通信工業,アドバンテスト,カシオ計算機,ファナック,京セラ,太陽誘電,松下電工,三菱自動車工業,富士重工業,東京エレクトロン,セブン−イレブン・ジャパン,イトーヨーカ堂,ジャスコ,日本興行銀行,大和銀行,東海銀行,静岡銀行,住友信託銀行,安田信託銀行,住友海上火災保険,JR東日本,DDI,NTTドコモ

除外銘柄

ニチロ,三井鉱山,住友石炭鉱業,ホーネンコーポレーション,富士紡績,東邦レーヨン,ラサ工業,日本カーバイド工業,日本化学工業,日本合成化学工業,旭電化工業,日本油脂,東洋ゴム工業,日本カーボン,ノリタケ,品川白煉瓦,日本金属工業,日本冶金工業,日本電工,三菱製鋼,志村化工,昭和電線電纜,東京製綱,日本ピストンリング,西華産業,岩谷産業,丸善,山九,三井倉庫