歴史講座

 中野区立歴史民俗資料館で歴史講座を6月から7月にかけて受講することになりました。講座は毎週土曜日の午後、2時間で計7回行われます。去年は、考古学講座で原始・古代に焦点をあてて講座が行われましたが、今年は通史ということでそれぞれの時代を特徴づけるテーマを設定して概説してくれる予定です。歴史は視点を変えると新しい発見ができ、歴史講座で何か感じるものをつかんできたいと思っています。

 今度の3回目の講座で行われる古代中世悪役列伝は、前年の講座で受講者に古代・中世の悪人を問うアンケート調査の結果から講義が行われるものと思います。私はアンケートでは、藤原道長源頼朝を悪人としてあげました。理由としては、藤原道長は民衆の犠牲の上に藤原氏の栄華を築き、やりたいほうだいにし、治世をかえりみなかった。源頼朝(三男)は兄弟の源義経(九男)、源範頼(六男)を殺し非情な武将だった。しかし、善悪の判定は単純ではなく、藤原道長は日本文化の基となる華麗な貴族文化を残しました。源頼朝は非情さゆえに鎌倉幕府を開くことができました。歴史講座でどのようなアンケート結果が集まり、講座でどのように解説されるか楽しみにしています。

1回 6月3日 (通史)原始・古代
2回 6月10日 (通史)中世
3回 6月17日 (挿話)古代中世悪役列伝
4回 6月24日 (通史)近世
5回 7月8日 (特別講義)東京学芸大学助教授 大石学先生
6回 7月15日 (通史)近代
7回 7月22日 (附論)博物館の古文書学