磐梯山

猪苗代からの表磐梯山 磐梯高原からの登りの裏磐梯山 渋谷口への下りでの磐梯山

 2003年10月11日(土)に紅葉の磐梯山に行ってきました。コースは登りは磐梯高原の裏磐梯スキー場を利用し、下りは磐梯国際スキー場(渋谷口)にしました。磐梯山の頂上からは360度の展望ができ、東には安達太良山、西には飯豊山、南には猪苗代湖、北には吾妻山を臨むことができました。この時期に磐梯山に行くと下山の途中で日没するので懐中電灯の持参を忘れないようにしてください。

 磐梯山(会津嶺)は標高1、819メートルで、万葉の時代から多くの人びとを引き付けてきた山です。
会津嶺あいづねの 国をさどほみ 逢はなはば しのひにせもと ひも結ばさね     (万葉集 巻第十四 3426)
(会津嶺そびえたつ国、このふるさとが遠くなって 逢えないならば  君を偲ぶよすがにしたい 衣の紐を結んでおくれ)

古代の素朴な恋愛感情が伝わってくる東歌です。当時、男女は逢って互いの紐を解き、別れにあってはそれを結び合い、また逢うまではその紐を解かずにいるべきものとされていました。

 磐梯山は古くは石椅(いわはし)山と言われていました。石椅(いわはし)山とは、「天上への岩のかけ橋である神のいる山」と言う意味です。時代を経て、石(いわ)が磐となり、椅(はし)が梯と言う漢字が使われるようになって磐梯山となりました。

 1888(明治21)年7月15日の水蒸気爆発により、山の北側の小磐梯の山体が吹き飛ばされ、爆裂火口が生じました。その爆発により生じた岩なだれは、河川水と混ざって泥流となり、ふもとの村々を襲って多数の死者を出しました。その一方、堆積した土砂は河川をせき止め、桧原湖、小野川湖、秋元湖、五色沼などの裏磐梯の美しい湖沼群が生まれました。

五色沼 桧原湖
山頂からの吾妻山
山頂からの飯豊山
カシミールによる裏磐梯上空からの磐梯山。右上は猪苗代湖。

2003年10月11日(土) 晴れ
            所要時間       休憩        出発        到着
江古田                           4時44分
池袋                            5時02分     4時51分
赤羽                            5時20分     5時10分
黒磯        2時間27分(電車)          7時55分     7時47分
郡山        1時間08分(電車)          9時35分     9時03分
猪苗代          35分(電車)         10時35分    10時10分
磐梯高原駅        40分(バス)         11時15分    11時15分
裏磐梯スキー場入口    10分(徒歩)         11時25分    11時25分
裏磐梯スキー場      30分(徒歩)         11時55分    11時55分
銅沼(あかぬま)     35分(徒歩)   5分    12時35分    12時30分
磐梯温泉中ノ湯分岐    35分(徒歩)   5分    13時15分    13時10分
弘法清水         1時間(徒歩)   5分    14時20分    14時15分
磐梯山          30分(徒歩)  20分    15時10分    14時50分
弘法清水         20分(徒歩)         15時30分    15時30分
黄金清水         10分(徒歩)         15時40分    15時40分
登山口       1時間20分(徒歩)         17時00分    17時00分
磐梯国際スキー場     50分(徒歩)         17時50分    17時50分
磐梯国際スキー場入口   10分(徒歩)         18時08分    18時00分
猪苗代          17分(バス)         18時43分    18時25分
郡山           32分(電車)         19時40分    19時15分
黒磯        1時間08分(電車)         20時51分    20時48分
赤羽        2時間33分(電車)                   23時24分

所要時間    6時間45分
(11時15分〜18時00分)
所要歩数       27,180歩