第二夜 カモミール

ハーブとして利用されるのはローマンカモミールとジャーマンカモミールの二種類がありますが、ティーとしてはジャーマンの方が一般的です。ちなみにどちらもキク科ですが属が異なり、ローマンが多年草でジャーマンの方は一年草です。また、市販のティーに、ジャーマンに非常に近い仲間であるコシカギクが使用されている場合もあるそうです。消炎・鎮静作用のある成分を含み、消化不良や不眠等に効果があるそうです。


 よくリンゴに例えられる香りが特徴で、ティーの色は黄金色と表現されます。味の方は特にこれといった個性はありません。ただしあまり濃く煎れすぎてしまうと苦味が強くなってしまうので注意が必要です。ちなみに花の中央部分の小花の集まりから一部が分離して、ティーの表面に結構な量が浮くのですが、意外にもつぶ入りオレンジジュースのような食感が楽しめるので、取り除かずにそのまま飲む事をおすすめします。