■ フィギュア原型作製記  見れば分かるけどまだナイショ(笑) ■
制作期間  2005/05/26 〜 未完 作品名  まだナイショ バレバレだけど… スケール NON
 第壱話 「出来るものなら やってみやがれ!」

  ガレージキットを作ってると、「似てないな〜」とか「かわいくないな〜」と生意気にも感じたりもします。
 その場合可能な限り、「削り・盛り」をして自分の理想に近づけます。
 そんな経験は、キットを作る人には一度や二度は、感じた事がある筈です。

  で、行き着くところは、「自分で作ってやる!」と、いう考えな訳で… 自分の技量の無さを思い知るだけだとしても…

  今回の取り組みは、そんな生意気さんが、無謀にも自分の好きな作品を作ろうという 間抜け振り奮戦記です。
 そんな お間抜けさん ですが、アドバイスとか頂けるとうれしかったりしますので、見守ってやって下さい m(__)m

 第弐話 「己の技量を考えろ! 無謀な挑戦 いきなり企画倒れ?」

  ガレキの原型に挑戦をしようと思いつつ、中々手をつけていなかった訳ですが、ワンダーフェスティバル(以下WF)に
 出てみたい、会社の関係で転勤になる前に… という理由と 好きな作品が会場で見かけなくなるのは悲しい事 
 だったら作って参加してやろうじゃありませんか って事で、水野の好きな「かわいい娘」さんの作製を決意しました。

  今回題材に選んだものは、「かわいい娘」さん えぇ ガレージキットと言えば 「娘」でしょ と偏見で…
 前々からお気に入りのイラストがありまして、そのイラストを立体化したい! という事であります。

  しかしながらそのイラストとは、かわいいのですが、動きのあるイラストです。
 そういう複雑なものにいきなり挑戦するか? 普通とりあえず簡単な物からとりかかるだろう? 

 まぁ己の技量も考えず、その娘さんに決定、「愛があれば、何とかなるさ」 と無謀な挑戦がここに始まる…

 第参話 「資料を入手せよ! 参考文献・HPを探せ!」

  作るべき「娘」は、決まりました。 では、次に何をすればいいのか?
 一度や二度作ったことがあるならまだしも、いきなり作ろうって考えが、そもそも無謀なんです。
 えぇ それでもいままで読んだり見たりしたわずかな手がかりで行動に移そうとする訳で…

  作りたい原型のイラストを完成体と同じ大きさになるようにまずは、コピーをとりました。
 このイラストを設計図にすべく、どこでどのようなパーツに分けるか考えました。 とても生意気な言い方ですね (^^ゞ

  さてここからをどう進めるのか? よく見聞きするのは、針金を芯に粘土を盛り付けると言われる訳だが、
 その針金の強度や粘土ってどんなよ? と悩む訳で、あちこちのHPを訪問するも原型の事ってHP上で
 あるようでないのよね… あってもいきなり出来上がってたり… そこまでの過程を知りたいのに…

 第四話 「とにかく形を作り出せ! 悩むのはそれからだ!」

  なるようになるでしょう って事で、ファンドを購入、針金部分は、普段ガレキの軸打ちに使っている 1mm真鋳線
 コピーしたイラストを参考に骨となる真鋳線を切り出しました。 これに粘土を盛ればいいんでしょ?って事でね

  ファンドを煉ってみるものの真鋳線に盛れません、ボソボソ感がなんか いやいやいや〜ん いやいや〜 です。
 おまけにすぐにファンドは、加工出来ない 乾燥させるのに 2日・3日かかる? すぐに加工していきたいのに…
 オーブンで加熱するとかいう話も見た気がするが、普段使ってる食用の物に粘土なんぞ入れられる訳がありません

  乾くのに時間がかかる、ボソボソ感がイヤ! って事で、水野にファンドは不向きとあっという間に結論を出しました
 粘土体質で、すぐに乾いて加工が出来るといえば、普段使ってる物で言えばエポキシだ! と言うことで素体の元を
 エポキシパテで作ることに決定、お値段的には割高になるだろうが、形を作り出さない事には、どうしようもないので…

 第伍話 「パテにも色々あるのだよ! こねろ! こねろ! こねくりまわせ!」

  とりあえずエポキシパテで、ある程度の租体を作ることに決めたので、手持ち材料をみてみることにする
 普段使っている タミヤのエポキシ造型パテ(速硬化タイプ) 量が少ないこれで作るには買い足さねばなりません
 タミヤのエポパテ好きなんですけど、ベタベタしすぎだし と 道具箱を見ていると 昔買った WAVEのパテが…

  ミリプッド・エポキシパテがほぼ使わずで残っている、その昔買ったはいいが、こねるまでがボソボソでイヤって
 放置したパテだ… とりあえずこれも2・3時間で硬化するわけだからと、ある程度の量を取り出しこねくりまわす
 放置していただけあってか、硬化剤側?の表面がちと変色して硬めが気になるが、気にせず こねる こねる!

  このパテ手がヌルヌルに気持ち悪くなるのが イヤなのよね まぁ 2度と買う事もあるまいとコネコネ団子を作る
 とりあえず 顔の半丸(除く髪の毛)と胴体、手足用にと団子やら棒状の塊を作る この段階で針金の基礎無視…
 固まった段階で削りなのだが、ボロボロするぞ… コネが足らなかったのか? 放置してあったからか? 不安だ…

 第六話 「悪戦苦闘 深く考えるな! なるようになるさ! 自分を信じて…」

  ってな訳で、とりあえず 「顔」を とりあえず作る事にしてみるも、難しいね…
 生意気言ってごめんなさい って感じです。

  ミリプッドの塊は、水をつけながらペーパーがけしてやると綺麗に 磨きあがるのね、カッターでもそれなりに
 サクサク削れ楽しいが、先にも触れたが、古いパテのせいか、ボロボロっと 崩れたり、彫刻には不向きと思います。
 今持っているものを使い切って今後買うことはないでしょう

  まぁ それはさておき 「顔」 です。
 鼻がとても微妙すぎて… 頬とか削りすぎかな?と思い タミヤのエポパテで盛り 耳らしい塊もつけてみました
 未組立のガレキを引きずり出しては見比べたり 人形は顔が命 っていう訳で、それだけに気を使います

  全体を作らないうちにあれこれ考えても仕方が無いと 言う事で、見切りをつける事に、バランスもみないとね
 こういう行き当たりな作製はしない方がいいですよね って事だけしか言えません 参考にすることは無い…
 まぁ 全体が見えてくれば、なるようになるんでは? と 御気楽モードで、自分を信じるべし!

   2005/05/26 撮影

 いきなり素人が、プロを意識することが間違いなんだけど、しょぼいね…

 第七話 「アンバランスに気をつけろ! おかしな時は、なおせばいいさ」

  何にしても全体像が見えないことには、お話になりません。
 全体を見ながらでないと、おかしなところも分からないわけなので、とにかく手足をつけましょう
 おかしければなおせばいいのだから…

  いきなりこの画像は、飛ばしすぎ?
 腕の過程や、足の過程必要ないでしょ?

  そんな訳で、手の削りだし過程は、割愛です。 
 ミリプッドは、とかくボロボロ崩れてやってられません

  手は重ね合うポーズになるので脇の締めがポイント
 同時に作りにくいな〜 とかも思ったりもしてます。


  靴のかかとに削り込みと足のソックスの部分だけ
 気持ちモールド処理してます。

  いくら全体が分かればいいと言えど、少しくらいは
 パーツ等の雰囲気は欲しいので…

  手足をとにかく接着してみました。 首も仮置きです。

 胴体は長いと思ったので、一度切断して仮接着しています。
 手足が細いとお思いでしょうが、今作っているキャラは、
 そういうキャラなんです。

  手の形がおかしいのは、単純に技量不足です。
 途中足が折れたりなんだりありましたが、
 接着パテ盛り削りで対処してます。

 いきなり作るには無茶なポーズでしょうか? やっぱり

 2005/06/05 撮影

 第八話 「火気厳禁 換気注意 悪臭造型材 ポリパテ登場」

  手足はつけたものの、髪の毛及び、衣装は未処理です。
 パーツ同士の干渉問題もあるわけで、やはりその辺も早急に処理しなくては…
 この段階で プロの場合とてつもなく綺麗に細かなところまで作ってるのだが、気にしない

  気にすること自体間違っていることなのだから… 素人しかも処女作だ、手探りで地道に行くしかないのだから…

  後髪を作ろうと思い 残りのミリプッドを煉ってみた、1日たっても何か柔らかい…
 削ろうものならボロボロ崩れまくり、これではどうしよう無い…

  手持ちにはポリパテがあります。デッカイチューブのポリパテです。 固まるのは早いですが、臭いポリパテです。(笑)
 空気の換気と火に気をつけてポリパテを混ぜます、臭いです。 うにうに混ぜて混ぜて プラ版で作った輪の中に
 ポリパテを流し込み固まるのを待ちます。 外気温も高いので外に出しておきます 臭いしね… 固まるのも早いしね…

 第九話 「削れ! ひたすら削れ! サクサク削れ! 後頭部を作るのだ!」
 
  プラ板で囲みを作って円柱状に作ったポリパテの塊、後頭部を作るべく丸く削る! カッターでサクサク削りだし
 面白いように削れるのがとても楽しい、楽しすぎて削り過ぎないようにしないと…
 ある程度丸めた段階で、髪の跳ねも作らないとね…

  削り出しで、後頭部パーツを作製
 ポリパテの塊から形に起こすのは、楽しいです。

  今回作ろうとしているキャラは、動きのあるシーンで
 髪もなびいている訳で、その部分は後からのパテ盛り

  この段階で、何を作っているかもうバレバレですね(^^ゞ

  でもナイショです。(笑)


  無事に完成させる事が出来たらいいんですけどね…
 この後前髪も ポリパテで作製します。

  顔の部分との 「浮かし」 については、油粘土を盛り
 その上にポリパテを盛り、乾燥後油粘土を除去します。

  この手法により、空間部を確保する訳です。
 今回用いた油粘土は、100均で2個100円の代物

  後頭部の髪のラインの削り出しには、彫刻刀を用いました
 左の画像は、盛った直後で削り出しは、この後の事です。
 
  髪の後頭部をつけてみると、いよいよキャラっぽくなって
 何か 原型作成中 って気がします。

  作製ペースが遅いのは、勘弁ください。 忙しいんですの
  
 2005/06/12 撮影

 第壱拾話 「パーツ分割せよ! ドリル回転 ダボを開けよ!」
 

  髪まで作った段階で全体の雰囲気の再確認、ここで良しとするならば、このあと服を着せればいいわけで、
 絵を描くときにも言われる、裸婦デッサンが狂っているとどうにもアンバランスになる訳で、この段階で一度チェックです。

  長いと思われるものは、容赦なくカット! この段階で接着していた腕と体を剥がしました、今後の作業的にもね
 ここで分割しないと、服関係のパテ盛りも出来ませんしね

  足については、この後作製予定のスカートが終わってから分割するつもりです。
 変に抜けたりプラプラされても、スカート作るとき困るのでね… 上半身を分割したのもスカートのせいです。

  外した胴体、腕にはピンバイスで軸受け用の穴と、パテで受けをつくるように パーツにダボ穴をドリルでグリグリと
 受けのガイド用のダボって作り方がこんなでいいのかな? と思いつつ こんなで作るつもりです。 えぇ

  作製記 待て次号!  最大の難関であるスカートつくりに挑戦だ! (笑)