いつもそばにいて
いつも愛しているっていって
いつも触れあっていて
でないとわたしは駄目なのよ
蜜をくれないあなたでは 生きてゆけない
壊れそうなほどわたしを抱き締めていて
おんなでないと生きていけないのよ
指と指を絡めてわたしを昇天させていて
イツモ イツデモ イツナンドキデモ
わたしがふと横切らせた視線の先を見ないでいいの
そのさきに視たものは 瞬間だと思っているのかしら
菌が繁殖しだし時が回転する
貪欲なわたしがほら 走り出した
緩めた指の隙間からわたしは飛び出すのよ
きつく縛ってないとわたしの羽根は空中分解してしまう
つばさをもぎ取るくらいに強く愛されたいの
アナタに同じ世界を魅せてあげるわ
世界でたったひとつしかない濃ゆいあたしの血
飲ませてあげるの