わたしの愛しき大神よ

側で涙を流しながら透明な世界を訴える

わたしは高慢ちきな目線から

おまえは何ものかと見おろしている

異質な空気を感じながら

あの道を見よと指さされていたが

わたしはこつくりのゆうことだと 振り返りさえしないでいたのか


見よ あの無尽蔵な世界を

絶望と失意と打算に満ち満ちたこの世界を

わたしはいま 気付きはじめたのか

この釜に浸りきっていた我を


やっとあぶくがはじけ はたと思ったのだ


月が い出て

天女が仏像のように両手を合わせ飛んでいく・・・



五臓六腑に染みわたり。

諸行無常のなかのつね。

蓮の花びらを信じ生きぬく。こと。



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