終わりを告げたひとつのとき

ひとつの瞬間が

解き放たれるわ わたし

暴走するわ 愛が

逝き先を持たないから

絡み合ったわたしの愛が

いまちぎれたのね

暴走するしかない この感覚で

逝き先が見つかるまで


唇をきつく歯できりきり噛んで


わたしのなかのおんなが暴走をはじめる

もうすぐ止まらなくなる

ぬるりとした液体からカラダを起こし

息を切らして

うすら笑いを浮かべて


欲しいモノは絶やさずにいたいから




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