多分わたしは
あなたのカラダから肉がそげ落ち
骨がそげ落ちるのを待っているのだろう
静かに
多分わたしは
あなたのカラダが がりがりで
何もかも抜け落ちるのを待っているのだろう
此の場所で
一歩も動かずに
此処で溶けていくあなたを見守るのが
わたしの役目
卑怯かもしれない
狡猾かもしれない わたし
でもそのときを待つの
風に吹かれてあなたが直ぐに飛ばされるほど
細胞の数が減ったなら
わたしあなたの元へ逝くわ
わたしのすべてを捧げるわ
そう毎日 呪文を唱えているの
あの日こころに誓った
少女の小さな願いなの