夜明けが来たわ 世界がすこしづつ白んで来たわ
あたしをおんなに変えるために
雨が降って土が水を含み 濡れそぼる
そこにいるのあなた
そばにいるのあなた
時は満ちているの 半月が満月へと移り逝くように
あたしはここで叫んでいるのよ
もう腐りそうになっている
崩れそうに ただれそうになっているこのカラダで
手の先から
足先まで
ぴいんとした緊張が伝わるわ からみつくわ
しびれてもううごけやしない なにも見えはしない
あかい花びらが舞う
この森の奥深く