石のかけらをひろったの
綺麗なかけらでとても澄んでいる
それは愛のかけら
だけれどわたしはとうに愛を忘れているから
それを愛とは感じることができやしない
手にとって眺めるのがせいいっぱいで
時間と共にちからが抜け それを離してしまう
ふとあしもとを見たら無数の石たち
たくさんのいろんな愛のかたちタチ
いろんなかがやきを放っている
だけれどわたしにはどれがほんものなのか まがいものなのか
感じることをしようとはしない
ほんとはしっているから
どれもほんとうでうそであることを