幼き稚児らが毬を蹴る
はらはら積もるこの桜絨毯のうえで
柔らかな桃色のこの床のうえで
辺りは日暮れで太陽が沈み逝く
しんとした樹々のした
世界に笑い声のみ響く
世界に影法師のみ残る