トランスパーソナル心理学との出会い



わたしは彼に振られ、人生に絶望していたときに
ある雑誌で「カウンセリング」をみつけました。
そしてそこには無料で水曜日(確か)だけ体験できるとありました。
なんだかそれに惹かれ「行ってみよう!」と思ったのです。
そのときはまさに「わらにもすがる想い」でした。
『なんでもいい、今の精神状態から抜け出せるなら』と。
今から考えると無鉄砲極まりないですね(笑)
そこはビルの二階か三階にあり、まあー入り口は怪しいのなんの(笑)
「帰ろうかな・・・」とビルの入り口をぐるぐるしていました。
しかし私は案外追い込まれると燃えるというか。

「いっちゃえ!怖いなら入り口でダッシュで逃げよう」と腹をくくり
エレベータを乗り、着いた扉の前でピンポンを押しました。
しかし出てきたのはどちらかという女の匂いがある(笑)優しげな先生で
通された場所も普段教室に使っているのがよくわかり
一安心しました。
そしてそこから私の無料カウンセリングが行われたのです。

これがわたしとカウンセリング、心理世界との出会いでした。
この方と出会わなければ、今の自分は無いともいえる必然的な出会いでした。

そして私はこの先生に感銘を受け、カウンセリングに心が震え
「こんがらがった糸がほどけていくお手伝いができるんだー。私も勉強してみたい!」という気持ちになったのです。
この先生の元では2年ほどいたと思いますが
私は新たな羽ばたきを感じ
またまた雑誌で(笑)今の学校に出会います。
そして講義を受ける日々が始まったのでした。

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そして。そしてアドバンスコース(二段階目のコース)
で私は自分にとって大きな体験をしたのでした。
それが「トランスパーソナル心理学」です。
黒木賢一先生というその世界では有名な方の講義でした。
私はその授業自体はあんまし聞いてませんでした(笑)
ぼーっとしながら開けと言われたテキストを
ひまつぶしに(おいおい。汗)読んでいたんです。
そうするとある1節が妙に私のなかに入ってきたんです。

『宗教性とは、宗教が成立する以前の状態で
人間を超えたものと人間との<関係>を肯定すること
誰の中にも自分を超えた何かに祈ったり、手を合わしたり触れようとする
瞬時があります。このように自分を超えたものに自分をたくす思いが宗教性なのです』
私は目を見開きました。
『霊性とは大いなるものによって生かされている実感と繋がりである』
先生がその後、その辺に書いてることを説明してくださいました。
私は興奮を抑えられませんでした。
「私が思ってきたことはこれだったんだ!
そうか心理学ですでに証明されているのかーー。私の感覚は間違いじゃなかった!」
心の中に熱いものが溢れた瞬間でした。

私はトランスパーソナル心理学という世界を知り
さらに自分の真理に自信を持つことが出来
生きていく勇気や喜び、さらに神への感謝を深めることができたのでした。
「見えない世界はやっぱりあるんだね。みんなも感じているんだね」



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