基本的に耕さず、雑草や虫を敵とせず、無肥料無農薬です。
雑草や虫を退治し耕すことは土中の微生物の環境を壊し、畑のバランスを崩
す、過施肥や農薬では野菜たちが栄養過多になり、生命力の低下から病気に
なり易くなる、その上危険な薬物を私達も一緒に採る、という図式になってしま
います。
☆春に山へ行くと誰も耕さず、除草や除虫をせず、肥料、農薬を与えず、しかも
誰も種を蒔いていないのに毎年沢山の山菜達が元気に育っています。
厳しい環境の中に芽生えただけに生命力は確かなものと想像できます。
この生命力(山菜)を戴くのが理想的とは思いますが、今日山菜だけ食べていく
ことなど不可能なこと、そこで野菜を育てる訳ですが、普段私達が口にしている
野菜は品種改良を重ねた結果原種からかけ離れすっかり種も弱くなっています。
完全な自然農法で育てるのは難しく、野菜が育つためには人間が最低必要限
の手をさしのべる事になり、そのやり方が現代の自然農法と言えると 思います。
☆ 私達の「手のさしのべ方」は最初の年だけ畝を起し、以後はずっとそのまま、
殆ど水もやりません。
土が太陽に直にさらされないよう、周りを刈った草も畝の上に敷きます。
常に土が草に被われている状態で、これだと多少の日照りが続いても、水をや
らなくても大丈夫です。
畝上だけではなく、あれば谷の部分にも草を置く、こうしてかけて置いた草はいつ
か腐り発酵し、虫の死骸やフンなどと共に肥料となり土を良くしていってくれます。
種を蒔く時は種類にもよりますが、敷いた草を少しよけ、土を指で分けて種をおき、
土をかけて又草で被います。

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サニーレタス(こぼれ種から)
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トマト(種から)
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ピーマン(種から)
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ピーナッツの芽立ち
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みょうが
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人参、南瓜、南蛮、ズッキーニ
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発芽したらある程度成長するまでは、雑草に負けないよう苗周りの草を刈ります。
苗の根元に太陽が当たるように刈った草は捨てず畝上に置きます。苗の生長に
勢いがつけば後は雑草と共存させます。そうなるまで季節によっては草刈りにも
追われ、それなりに大変な時もあります。
必要であれば支柱も立てたりもしなければならず、基本的にはこんな感じですが、
子供の育て方と良く似て、小さい時が肝腎のようです。
・林の中では毎年木の葉が散り地面は枯葉でフワフワです。枯葉
をちょっとどけてみると中ほどは腐葉土になっています。
更に掘ると中は真っ黒く柔らかな土になっているのがわかります。
毎年木の葉や草が枯れ、虫の死骸やフンと共に様々な微生物が
これらを分解し、発酵させ、完熟させています。
こうして自然界は毎年上からだけの積み重ねの営みで、 柔らかく
栄養に富んだ土を作っています。
自然農はこんな営みを手本として目指しているように思います。
八幡平の火山性の酸性土で堅い粘土質、畑仕事が出来るのは5月〜10月迄
の6ヶ月のみ、冬には2m近い雪に埋もれる私達の畑では寒さで発酵も遅く、柔
らかな良い土になるにはどれだけの時間がかかるやら?
まだ限られた作物しか収穫はできませんが、この地に合う作物を探し育てていき
たい、とそれもまた楽しみな部分にもなっています。
それでも毎年ホンの少しずつですが、土が良くなってきているのが判ります。
はえてくる雑草の種類も、よく採れる作物も変わってきています。
自然農法はよほど恵まれた条件の所でないと最初からうまく収穫はできませんし、
手作業の部分も多いので、大規模な面積では難しそうです。
自給的に自家用分程度を作るのなら、これほど自然で安全な農法は他にないの
ではないでしょうか。この土地で、しっかり採れる作物を育て、そこから次々に自家
播種していけたら最高だと思っています。
この頃はあまり細かく囚われ過ぎないように米糠や、草木灰、木酢液、山の腐葉
土、生ゴミ堆肥等自然の物も使ってみたり試行錯誤しながら 楽しんでいます。