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Last Update:2003.04.10

アクセスカウンターが変だな、と思ったら。

変な表示のアクセスカウンター

 Webサイト(またはホームページ)を閲覧している時に、下の画像のように表示されているアクセスカウンターを見かけたことはないだろうか。

アクセスカウンターエラーの図
提供:!Palm.

リロードしても直らない。なんとも気持ち悪いし、世のキリ番ゲッター(キリのいい番号でのアクセスを狙う人。)にとっては死活問題でもある。
 しかもタチの悪いことに、このように表示された際のアクセスはカウントされていないらしいのだ(たぶん)。サイト運営側としてはたまったものではない。

変な表示が起こる原因

この変な表示のほとんどの原因は、セキュリティソフトウェアか、Webブラウザー(ユーザーエージェント)だ。これらが、「Referer(参照元)」と呼ばれるデータを送信しないようにしていることによって変な表示になっているのだ。

ノートン・インターネット・セキュリティブラウザー、Opera
セキュリティソフトとブラウザーの例:

たいていのWebサイトで使われているアクセスカウンターは、プロバイダーから提供されたものだろう。
そのほとんどが、悪用を防ぐために、契約者のWebサイトから呼び出された時にのみ、アクセスカウンターを表示させる、というシステムになっている。
そして、その呼び出し確認のために、ブラウザーから送られてくる「Referer」というデータをチェックしているのだ。

Refererチェック図解
Refererチェック図解

よって、「Referer」を送信しないようになっている状況では、アクセスカウンターが変な表示になってしまうのだ。

対処方法

まずは、「Referer」が送信されていかどうかチェックしてみよう。
BIGLOBEに検査ができるものがあったのでこれを使ってチェックだ。

HTTP_REFERER検査(BIGLOBE)

正常に送信されているのにアクセスカウンターの表示がおかしい場合は、何かほかの原因が考えられる。
とりあえず、しばらく時間をおいてページを再読み込みしてみるのがよいかと思う。

さて、次に、今使っているブラウザーが、「Referer」を送信できるブラウザーかどうか、確認しよう。まあ、一般に使われているブラウザならだいたい「Referer」を送信できるブラウザーだ。Microsoft Internet Explorer なら、3.0以降、
Netscape Navigator なら、3.01以降であれば送信できる。
古いバージョンのブラウザーを使っていると、なにかと不便なことが多いので、そのようなブラウザーを使っている場合は、この機会にバージョンアップをすることをおすすめする。

次に、ブラウザーの設定を確認する。「Referer」を送信できるブラウザーであっても、「Referer」を送信しない設定になっている場合があるので気をつけなければならない。設定方法は「ヘルプ」などに書かれているので、参照するとよいだろう。

セキュリティソフトウェアを使っている場合には、その設定も確認する必要がある。たいてい、「Referer」を送信しない設定になっているので。

(*注* セキュリティソフトの設定を変更すると、セキュリティが甘くなってしまう可能性があります。設定を変更する場合は、くれぐれも自己責任でお願いします。ikkanに文句言われても対処できません。)

幸運を祈る。

[2003.04.10]

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