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球宴８部門でトップ、ジャックあるぞ

　今年のオールスターゲーム（７月２４日＝札幌ドーム、同２５日＝マツダスタジアム）のファン投票最終中間発表が２２日に行われ、パ・リーグは１２部門のうち日本ハム勢が８部門でトップに立った。得票数の全体トップも日本ハム稲葉篤紀外野手（３６）の３５万２９１７票。ファン投票は２１日で締め切られており、最終投票結果は２９日、監督推薦は７月６日に発表される。
　日本ハム選手による“球宴ジャック”の可能性も出てきた。この日の最終中間発表で、ダルビッシュ、高橋、金子誠ら８人が部門トップ。出場わずか３０試合の二岡も、札幌と生まれ故郷広島の「Ｗ地元開催」という面も後押ししているのか、松中を抑えてＤＨ部門１位に立っている。梨田監督は「できるだけ多く出てくれたらいいね」と本拠地開催の球宴とあって、自軍の選手の出場に期待を寄せた。

球宴でパ結束のためハムの卓球台復活

　「伝説のピンポン」が一夜限りで復活！？　７月２４日に札幌ドームで行われるオールスターゲームで、日本ハム選手ロッカー室にある卓球台を開放するプランが２２日、浮上した。ロッカー室には珍しいこのアイテムは、選手間でコミュニケーションを図るのに役立っている。現在はほとんど使われていないが、パ・リーグのチームの結束＆親交を深めるためのアイテムとして、出番が訪れる可能性が出てきた。
　０６年の日本一、翌０７年のリーグ連覇の“陰の立役者”が、球宴の舞台裏を盛り上げる！？　札幌ドーム選手ロッカー室にある卓球台について、球団関係者は「（球宴で）選手がやりたいといえば置いておいてもいいのではないか」と考えを明かした。
　チームの日本一で一躍有名になった卓球台は、ヒルマン前監督が購入し、札幌ドームのロッカー室に置いたもの。選手は試合前後の空き時間に熱中し、コミュニケーションのツールにもなった。昨年１１月のファンフェスティバルでは「卓球王座決定戦」が開催されるなどファンを巻き込み一大ブームになったが、現在は「折りたたまれていて、誰もやっていない」（別の関係者）状態だという。
　しかし、もともとはチームの結束にも貢献したといわれるアイテム。球宴の夜に開放されれば、パ・リーグチームの連携を深めるのに一役買いそうだ。他球団の選手と同じベンチに入るという貴重な機会。特に若手選手にとってはあこがれの先輩と話ができるチャンスだが、卓球を通じてコミュニケーションを図れば打ち解けるまでの時間も短縮できる。
　ドーム関係者によれば「今の段階では何人がロッカーを使うのかわからないけれど、日本ハム以外のチームの選手があまりにも多いというような状態にならなければ、置けるスペースはあると思います」と話す。「ダルビッシュ対涌井」の親友ガチンコ対決など、ベンチ裏でも豪華な顔合わせが見られるかもしれない。

建山、26日復帰へ

　腰痛で２軍調整中の日本ハム建山義紀投手（３３）が、リーグ戦再開の２６日ロッテ戦（千葉マリン）で１軍復帰する可能性が出てきた。１５日に出場選手登録を外れ、リハビリに努めて回復の兆し。２１日広島戦で中継ぎの山本一徳投手（２６）の登録を抹消し、建山を再登録するための準備も行った。梨田監督は「（山本の抹消は）建山が戻って来られそうだしというのもある」と理由を説明した。建山は今季、主にセットアッパーを務めて２１試合に登板。２勝３敗で防御率２・４２と安定した成績を残していた。首位固めへと再スタートを切る節目に、心強い戦力が戻ってくることになりそうだ。

中田２軍鎌ケ谷から出直し

　２２日に出場選手登録を抹消された日本ハム中田翔内野手（２０）は、生まれ故郷の広島から２軍本拠地の千葉・鎌ケ谷へと戻った。１軍では１４打数４安打の打率２割８分６厘。「また一から頑張ります」と、厳しさを感じた部分、自信を得た部分を胸に、２軍で力を磨く。２３日のイースタン・リーグ、ヤクルト戦（鎌ケ谷）に出場する見込みで、１軍が休日のため梨田監督も視察に駆けつける予定だ。

6/23日刊スポーツ

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