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スレッジが「90％」で１軍合流

　左太もも裏痛で離脱していた日本ハムのターメル・スレッジ外野手（３２）が１２日、チームに合流した。１３日に１軍登録される見込み。梨田監督の前でティー打撃やフリー打撃を行い、「１軍で試合ができるのは楽しみ。状態はいい感じ。９０％くらいかな」と表情は明るい。約１カ月の千葉・鎌ケ谷生活。「ハングリー精神が生まれたというか、しっかりやらなきゃいけない、早く上がってプレーしたいと思っていました」と鼻息は荒かった。

ダル、ブランコ意識せず「いつも通り」

　危険な好調助っ人を真っ向勝負で抑える。日本ハム・ダルビッシュ有投手（２２）が１３日の中日戦（札幌ドーム）に先発する予定。相手の主砲ブランコは最近３試合で３本塁打と絶好調だが、一方のダルビッシュも、４月１７日の西武戦（西武ドーム）の３回にボカチカに被弾して以来、６２イニング柵越えは許していない。「（ブランコを）意識せずに、いつも通り投げます」。前回登板した６日巨人戦（東京ドーム）で今季２敗目を喫しているだけに、必勝を期したマウンドになる。

梨田監督が異例の中田取材規制をお願い

　日本ハム梨田監督が札幌ドームで練習を行った１２日、１軍残留を目指す中田翔内野手（２０）について、異例の取材規制を申し出た。「あんまり聞かれると…。（周囲が騒がしいと）翔自身もかわいそうだし、気にすると大きなことも言えなくなる」。規制のお願いは、グラウンドに集中してプレーをさせてあげるための配慮だ。
　この日の練習から左太もも裏を痛めていたスレッジが合流した。同じ個所を痛めている稲葉の状況にもよるが、指揮官は「どちらかをＤＨでということになるかもしれない」と考えている。それは同時に、中田のスタメン出場が遠のくということ。また、１１日の横浜戦ではボッツが満塁本塁打を放った。「今のピンチヒッターを見ると、１死三塁で左投手の場合、（中田より）二岡の方が（走者を）返す率がある。ボッツも打っている。使ってあげたい気持ちはあるが、ほかの選手もいる」。代打陣の中でも信頼度は低い。
　交流戦が終了すれば、先発投手の枚数を元に戻すため「野手を削る」（同監督）ことになる。この日は志願特打を行った中田は「打ち込みが足りていなかったので。（出番は少ないが）今は耐えて準備するしかない。（打席で）どれだけ余裕を持てるかだと思う」と力を込めた。

6/13日刊スポーツ

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