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ダル、稲葉ＷＢＣコンビが紫綬褒章喜ぶ

　日本ハムのダルビッシュ有投手（２２）稲葉篤紀外野手（３６）のＷＢＣ代表コンビが、２８日発表の紫綬褒章の受章を喜んだ。ＷＢＣ連覇の日本代表チームとして政府から受章したもので、遠征先の仙台で名誉を伝え聞いた。稲葉は「日の丸を背負うプレッシャーの中、チーム一丸となって勝ち取った優勝。今までお世話になったたくさんの人に感謝したい」と感慨深げ。ダルビッシュは「代表メンバー、監督、コーチ以外にも裏方さんの支えがあっての受章だと思います」と周囲に感謝していた。

稲葉、首は大丈夫

　首痛で２６日のオリックス戦を欠場した日本ハム稲葉篤紀外野手（３６）だが、患部の経過は良好だ。仙台への移動となった２７日、空港で報道陣に囲まれると「（首が）動くようになったし、これくらいならもう大丈夫」と強調。楽天は開幕３連敗の相手。好調田中の先発も予想されるが「やられているからしっかり勝ちたい。（田中は）いい投手だけど、（登板）４戦目だしそろそろ疲れが出るんじゃないかな」と意気込んでいた。

２軍本拠地鎌ケ谷で月１授業

　２軍本拠地の鎌ケ谷が“大学”になる！？　日本ハムが、高卒および大卒１、２年目の寮生を対象に、来月から外部講師を呼んで授業を行っていく方針であることが２７日、分かった。内容は栄養学、運動学など多岐にわたる予定。トッププレーヤーを目指す若手選手を、グラウンド内の技術面だけではなく、精神的にも成長させていく。
　チョークと黒板こそないが、選手寮が「学舎」となる。若手選手が机を並べて講義を聞く。選手の精神面育成のため、月１度のペースで外部講師を招いた“授業”が行われることになりそうだ。山田ＧＭは「本来であれば大学に行っている年齢の選手もいるし、野球選手としてだけではなく、大人としても成長してもらいたい。野球だけやってればいいというものではないと思う」と説明した。
　球団が掲げる「ファンサービスファースト」の理念のもと、選手も数多くファンと触れ合う機会がある。入団間もないころからしっかりと講義を受け、教養を深めることで、一般のファンと接する際の対応も変わってくるはずだ。また、ひいては引退後の道にもプラスになるという考えだ。
　さっそく来月からスタートさせる方針。１回目は栄養士を呼んでの栄養学となる見込み。同ＧＭが「いろんな分野の人に来ていただいて、話をしてもらいたい」と話すように、その後もジャンルにとらわれることなく、各方面から講師を招くつもりだ。
　当然プロスポーツ選手なども該当する。球団関係者は「野球以外でも、アスリートとして成功された方の話はプラスになる。苦労されたときの話をしてもらうのもいい」。野球界だけではなく、五輪経験者や世界大会の舞台を踏んだアスリートなど、多くの著名人も候補に挙がっているという。選手教育は第２段階へ。日本ハムが目指すのは、ただ強ければいいだけの常勝球団ではない。

長身イケメン鵜久森が結婚

　日本ハムは２７日、鵜久森淳志外野手（２２）が４月６日に埼玉県川越市在住の平岩正好さん（５２＝会社員）の長女めぐみさん（２６＝家事手伝い）と婚姻届を提出したと発表した。０４年に済美主砲としてセンバツ優勝、夏の甲子園準優勝に貢献、１８９センチの長身、端正なマスクで女性ファンも多かった。同年にドラフト８巡目入団で今季５年目。昨季はプロ初安打、初打点をマークするなど右の大砲として期待されている。「家庭を持った責任をひしひしと感じています。お互い支え合いながらしっかりプレーしていきたい」と発奮していた。

梨田監督、ノムさん記録は無視

　ノムさんのメモリアルは無視－。２８日からの楽天戦（Ｋスタ宮城）で楽天野村監督は通算１５００勝がかかるが、日本ハム梨田昌孝監督（５５）は「オレがするわけじゃないしね。目の前で見たくないと言ってもいつかはするだろうし、最初の２つ（２戦）勝ったら見たくないとも言えるけど、１試合もやる前からは何ともね」と意識せず。開幕３連敗を喫した相手だけに負けられない思いは強い。

4/28日刊スポーツ

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