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打線不発、毎回の今季最多13三振

＜オリックス１１－３日本ハム＞◇２６日◇スカイマーク
　火が付いたのは、ベンチ内で暖を取るための木炭だけだった。日本ハムが今季ワーストの計１３三振を喫した。オリックスの継投の前に毎回三振。６回の集中打で３点は返したが、今季最少タイの７安打で、稲葉を欠いた３割打線が爆発することはなかった。
　２試合連発中だった主砲スレッジも４打数４三振。両助っ人で計７三振に、梨田監督は「こういう日もある」とサバサバした表情だった。福良ヘッド兼打撃コーチは「岸田はどの球種でもストライクが取れるし、テンポもいいし、仕方ない」とお手上げだった。
　投手陣が中盤までに大量失点で後手後手の展開となり、岸田には５回まで完全試合ペースと手も足も出なかった。最後まで好調な打線に火が付くことはなく完敗。風が強く最高気温１５度だった神戸で、８点差は今季ワーストの得失点差負けだった。

金子１安打も打率首位並ばれた

　打撃好調の日本ハム９番金子誠内野手（３３）は、ローズの勢いにのまれる寸前でとどまった。６回に岸田から意地の適時打を放ち３打数１安打も、首位打者争いを続けるローズが３本塁打と大爆発。この日が終わって４割４分１厘の同率で打率１位に並んだ。「同率トップ？　あっそうなの。気にしてないよ。早く３割台に下がって気持ちが楽になりたいよ」と、守備職人が苦しい思いを吐露？　していた。

高橋３番起用も３連勝ならず

　３番を務めた日本ハム高橋信二捕手（３０）が２安打をマークしたが、３連勝には結びつかなかった。６回には糸井のチーム初安打に続き、適時二塁打を放った。「（完全試合ペースに）こっちは冷や冷やしていたけど糸井のヒットでホッとした。真剣にやっているけど不名誉なことなので」と振り返った。稲葉の欠場により、０７年８月４日ロッテ戦以来の先発３番だった。

4/27日刊スポーツ

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