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多田野、強気の投球で連敗阻止だ！

　日本ハム多田野数人投手（２８）が７日、１２年ぶりの開幕４連敗阻止に向け先発マウンドに上がる。ロッテ戦（東京ドーム）での今季初登板を前に「打球が当たったこともあったが順調と言えるし、オープン戦でやってきたことを出すだけ」と意気込んだ。　ロッテは昨季唯一の同一リーグ未対戦の相手だが、今春の練習試合とオープン戦で２度対戦している。井口との元メジャーリーガー対決に向け「米国でチャンピオンになったチーム（ホワイトソックス）の主力選手ですし、どんどん内角のギリギリを攻めて行かないと抑えられない」と強気勝負を誓った。　チームが敗れれば、球団ワーストの開幕６連敗を喫した９７年以来、１２年ぶり開幕４連敗の屈辱を喫する。「勝ちに結びつける投球がしたい」。昨季は故障で開幕は出遅れた右腕が、今季はチームの初勝利を狙う。

二岡、ＤＨ＆遊撃の併用でフル稼働

　日本ハムが、二岡智宏内野手（３２）の「ＤＨ＆遊撃」の併用策を検討していることが６日、分かった。昨季の右ふくらはぎ負傷など過去の故障歴に配慮し、開幕から３試合は指名打者として起用。しかし実戦での動きから、早期に遊撃での出場も可能と判断した。今後は二岡本人のＧＯサインを待ち、早ければ今月中にもフル稼働態勢をスタートさせる。　チーム５３年ぶりの本拠地開幕３連敗も、暗い話題ばかりではない。キャンプから別メニュー調整と、コンディション面で不安があった二岡が、ＤＨとはいえ３戦フル出場。走塁時には軽快な動きを見せた。真喜志内野守備コーチは札幌から東京への移動日のこの日、「（守備出場も）いけるんちゃうかな、という感じがした。あとは本人が良ければ使うことになる」と見通しを話した。　チーム事情を加味しても、プラス効果は計り知れない。遊撃のレギュラー金子誠は昨季、股（こ）関節痛を抱えたままシーズンへ突入した。今季は開幕３戦で打率６割と好調も、患部の状態によって休養日が必要になる。二岡が代役を務めることができれば、安定した戦力で通年臨めるメドも立つ。真喜志コーチも「マック（金子誠）を休ませたりできるので、二岡が守れることになれば大きい」と効果を口にした。　ＤＨが空けば、スレッジ、ヒメネスの助っ人コンビの起用法や、相手投手の左右に合わせたオーダーなど、さらに柔軟性が出る。今季の新戦力の目玉、二岡の“複数ポジション”が、巻き返しへの大きなカギになる。

連敗もハム「パンツ大作戦」を続行！

　日本ハムが決死の「パンツ大作戦」でも雪辱を期す。７日からのロッテ２連戦は東京ドームでの主催ゲーム。札幌での開幕３連戦では、梨田監督のゲン担ぎにちなんだ赤色の勝負パンツをグッズとして販売したが、楽天に開幕３連敗を喫した。球団担当者は東京開幕戦に向け「東京ドームでは今季初の試合なので販売します」と鼻息荒く再挑戦を宣言。個数限定にはなるが、深紅のパンツも連敗ストップへ東京へ乗り込む。

4/07日刊スポーツ

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