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藤井、オリックスのビック４封じた

＜オープン戦：オリックス２－４日本ハム＞◇１１日◇京セラドーム大阪
　先発した日本ハムの藤井秀悟投手（３１）が助っ人封じの予行演習を行った。外国人の打力が売りのオリックスとの今季初対戦に「後手に立たないように、いいイメージをつくりたかった」。ローズからの２奪三振を含め、フェルナンデス、ラロッカの中軸３人を６打数無安打に抑えた。５回３安打２失点も、収穫は十分だ。

ルーキー大野が初安打初打点

　日本ハムのルーキー大野奨太捕手（２２＝東洋大）がオープン戦初安打初打点をマークした。守備から途中出場し、６回にオリックスの左腕吉野から右翼線二塁打。８打席目の初安打に「打てなくてもいいという気持ち半分で立っているけど、うまく上からたたけた」と笑顔だった。同じ新人榊原の活躍には刺激も受け「いろんなルーキーが頑張っているので負けたくない」。切磋琢磨（せっさたくま）しながら、開幕１軍をアピールしていく。

二岡、中田に代わって１軍昇格

　２軍鎌ケ谷で調整中の日本ハム二岡智宏内野手（３２）が、１４日に札幌ドームで行われる中日戦で、巨人から移籍後、初の実戦出場する見通しとなった。梨田監督は「１３日の練習（札幌）から合流する。まだ本人と話はしていないけど、代打かＤＨでの１、２打席でも使いたい」と起用を明言した。中田と入れ替わる形で１軍合流し、本拠地で“実戦デビュー”を迎えることになる。
　右ふくらはぎ肉離れの故障再発などを危惧（きぐ）し、キャンプ地の沖縄から帰京後は、鎌ケ谷でじっくり調整を続けている。本格的な守備練習やダッシュはこれからだが「打撃に関しては問題ない」と梨田監督は言う。開幕スタメンを目指してピッチを上げていくことになるが、まずは１４日に日本ハム二岡が札幌でお披露目される。

中田18の２、11三振でついに２軍落ち

　日本ハム中田翔内野手（１９）の２軍降格が１１日、決まった。この日のオリックス戦は代打で出場し、前日１０日から３打席連続となる空振り三振を喫した。オープン戦通算１８打数２安打１１三振という不振で、昨年より１日早い降格となった。「ここで落ちて腐っているようでは、１年を棒に振ることになる。開幕まで、もう１回チャンスをもらうには自分次第」。昨年は「ふざけるなよ、神様」とほえたが、今年は前向きだ。
　高校時代を過ごした大阪でのプロ初試合。大久保にフルカウントから３球ファウルで粘ったが、１０球目の外角直球にバットは空を切った。「（降格の）決め手の三振をしてしまった。アウトの７割くらいが三振だと、手も足も出ていない状態」と振り返った。監督室で直接通達した梨田監督は「勉強してもう少し大きくなって来いということ。前向きで目に力があった」と説明した。怪物に、２年目も試練が続く。

3/12日刊スポーツ

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