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梨田監督が中田を二刀流で起用？

怪物は二刀流で起用！？日本ハムの梨田昌孝監督（５４）が３日、大阪市内のデパートでトークショーを行い、高校生ドラフト１巡目の中田翔外野手（１８＝大阪桐蔭）を、投手で起用する仰天プランを打ち出した。交流戦でのワンポイント起用を検討しているもので、左投手を続投させたいが相手が右打者の場合、１人必殺で登板させる構想。高校時代には投手としても実績を残しているだけに、実現する可能性が出てきた。
　ゆったりとしたお正月ムードに、梨田監督が自然と冗舌になった。集まった約３００人のファンの前で、衝撃発言が飛び出した。「（中田は）その時々で、いろいろな使い方を考えていきたい。ときには甲子園のときのように、マウンドに上がることも交流戦ではあるかもしれません」。突然の二刀流プランに会場はざわつく。その様子を目にした梨田監督から、笑みが漏れた。
　単なるリップサービスではない。投手陣に対しては「『（投手のほかに）１つ守れるポジションをつくっておけ』と言うつもり。自分の身を助けることになる」と指導していく方針でいる。試合終盤、ワンポイントでリリーフ投手を起用する状況は、当然出てくる。それが指名打者制のない交流戦だった場合、マウンドの投手を１度一塁などの守備につかせ、再びマウンドに上げる起用法を頭に描いている。
　「同じ打者に３本もヒットを打たれているとか、苦手な相手が出てきた場合は、そういうこともある」とキッパリ言う。絶対的なエース・ダルビッシュであっても「ゼロに等しいけど、可能性はある」と徹底する構えでいる。その場合、唯一のデメリットが、守っている野手を１人ベンチに下げなければならないこと。そこで浮上してきたのが、最速１５１キロを誇る中田翔の投手起用だった。
　打撃面で期待ができる中田を下げるのは惜しいが、投手とポジションを交換するだけならば問題はない。投球練習なしでのマウンドになるものの「（投手としての起用で）いったとしても１／３（イニング）だし、けん制球だけで終わるかもしれない。（普段ブルペンに入っていなくても）普通に遠投をしていれば投げることができると思うよ」と問題視はしていない。
　武田勝や吉川など、左投手がマウンドにいる状況で右打者を迎えた場合、実現する可能性は十二分にある。「若い選手には伸び伸びやらせたい。プレッシャーでがんじがらめにはしたくないんだ」というのが持論。長所を伸ばすのが梨田流だけに、必要以上の制約を課すつもりはない。
　何より中田は大阪桐蔭では、投手として大活躍してきた。二刀流で能力がさらに発揮されると判断するなら、プランは夢でなく、実現に近づく。
　◆捕手挑戦　小学３年から中学２年まで捕手をしていたことを聞いた山田ＧＭが「挑戦したらどうかな」と発言。梨田監督も「教える準備はある。投手も外野も三塁もやるくらいだから、どこをやっても不思議じゃない」と否定しなかったが、後日「負担がかかる」と撤回。
　◆打順は中軸の後　昨年１２月のイベントで「６、７番で使えればいい」と明言した。当面はクリーンアップの後ろに控えさせ、経験を積ませる構えでいる。
　◆まずは三塁　ポジションについては「最初はサードをやってほしい」と春季キャンプでは三塁手としての適性をみる方向でいる。高校時代に投手、一塁、外野をやっているのは見たことがあるというのが理由。

中田翔のトマト嫌いを援護？

　スーパールーキーにカロテン注入。新人中田翔外野手（１８＝大阪桐蔭）のために、日本ハム球団が栄養管理面でのバックアップを約束した。実は中田はトマトが苦手。そのため１１日からの新人合同自主トレの拠点となる鎌ケ谷「勇翔寮」では、トマト以外の栄養を補えるような食材を豊富にそろえるとともに、栄養指導も行っていく予定でいる。
　規格外の肉体は、ますます成長を遂げることになりそうだ。「自分から食べることはない」とトマトを嫌う中田に対し、完ぺきなバックアップ態勢が敷かれた。チームの管理栄養士を務める柄沢紀さんは「トマトで取れる栄養を、他の食材で補えるように指導します」と援護していく。
　トマトに含まれるカロテンは、体の粘膜の働きを助ける効果があり、目のコントロールに影響を及ぼす。特に「暗いところと明るいところでの順応がよくなる」（柄沢さん）とのことで、屋内球場での守備時などには、特に顕著に現れるのだという。
　勇翔寮では、朝、夕の２食をバイキング形式で出している。トマトを使用したメニューも多いが、そんな日には必ず、同じくカロテンを豊富に含む赤ピーマンやカボチャを用意。しっかりとカロテンを注入できるよう努める。また新人選手たちを集め、栄養管理の講習会も行い、意識を高めていく。プロスポーツ選手にとっては食事も練習の一環。怪物の小さな“弱点”は、球団全体で補っていく。

梨田監督が大型補強の巨人を批判

　球界の盟主に向け、日本ハムの梨田昌孝監督（５４）が火を噴いた。３日、大阪市内のデパートでトークショーを行い、大型補強を続ける巨人に対して、強烈に批判を浴びせた。「やりすぎじゃないの。勝てばいいというものじゃない。価格破壊されているようなものだ」。ラミレス、グライシンガー、クルーン…。他球団で実績を残した外国人選手を、資金力の差で寄せ集める補強態勢に、首をかしげた。
　以前から戦力均衡を訴えてきた。「おもしろくないでしょう。夢がない」。ファン離れを心配するとともに、若手選手の心境を察する。「『アイツも（１軍に）上がったからオレもがんばろう』とか思うもの」。実績あるベテラン選手が次々入団することは、生え抜き選手に門戸を閉ざすようなもの。そんなやり方に納得がいかなかった。
　だからこそ打倒巨人を掲げた。交流戦の数は４試合。だが「５割でいいとは思わない。３勝１敗とか、勝ち越す気持ちでやる」と語気を強めた。「いかに補強が無駄だったかを、各球団が思い知らせてやらないと」。育成を進めながらリーグ連覇した日本ハムが、ストップ巨人の先陣を切る。

梨田監督がポロリの大盤振る舞い

　これも新年の大サービス！？日本ハムの梨田昌孝監督（５４）が３日、大阪市内のデパートでトークショーを行い、恒例となったポロリもエスカレートした。親交が深い中日落合監督に昨年、後任を勧められたエピソードを明かし「これ言っていいかな。落合は今年で辞めるんですよ」と爆弾発言。トークショー後にはすぐに「私がそう思ったってこと」とフォローした。また日本ハムの監督就任が決まった際、真弓明信氏にヘッドコーチを要請したが「飛行機が嫌い」という理由で断られた話も暴露。日本ハム本社ＣＭに出演することが進んでいるという発言も出るなど、大盤振る舞いだった。

「ダルビッシュ（梨!?）」／梨ダジャレ

　記者「ダルビッシュには今年お子さんが生まれますが、命名を相談されたら」
　梨ダジャレ「ダルビッシュはゆう（有）でしょ？　だからもし僕がつけるならなし（梨！？）だな。これはナシよ」
　記者「（トークショーで共演した）大東めぐみさんのダンナは、師弟関係だった元近鉄の大久保選手です」
　梨ダジャレ「昔は広報をしてもらったこともあります。今は奥さんの後方に控えていますけど」
　記者「今後は中田くんの始動を取材に行きます」
　梨ダジャレ「よう指導したってや」

1/4北海道日刊スポーツ

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