その後、初段を半導体化する実験台として本アンプを利用し、後述の回路三通りを試作しました。 結果は何れも真空管による初段とは大差がなく、この規模のアンプではそうする必然性がまずないことを確認しました。(2009/05)
シャーシ/PT/OPT を再利用更新して復帰しました。(2012/09)
● 電源トランス
タンゴ ST-220 を採用しました。(2008/09) MX-205 に載せ換えました。(2012/09)
● 終段の自己バイアス抵抗
以前に組んだ例と同じ電源トランスで同じ B 電圧、一発 390Ωと決めました。
● プレート・キャップ
小型のプレート・キャップの良いものが入手できず、例によって自動車部品の空中フューズホルダーを DIY で求め、カナノコで真ん中から二つに切って、勘弁してもらいました。 食い付きもまずまずです。
テレビセットの「純正品」に交換しました。(2012/09)
● 出力トランス
タンゴ FW-20S を起用しました。
● 初段
初期構成では電圧増幅五極管を使用しました。 終段への直接 C/R 結合も可能ですが、次段に三極管の直結カソードフォロワ・ドライバを介在させ、その負荷から終段に C/R 結合しました。(2008/09)
その後、半導体初段の実験台として本アンプを利用して、下記回路図に示す三種類の構成を試作・試験しました。 J-FET のみの一段では出力振幅が不足する場合があると考えて、電圧増幅三極管とのハイブリッドに変更しました。 (2009/05)
● ドライバ段
初期構成では 12AU7/2 (5963/2) によるカソードフォロワを採用しました。 これのプレートを終段プレートで吊れば準超三結、その実験に備えています。(2008/09)
その後の半導体初段の実験にて、ドライバ段は一旦消滅したのち、形を変えて復活しました。(2009/05)
● 回路図・・・初段の変更歴です
(1) 6AU6 を採用しました。(2008/09)
(2) 6AU6 を 2SK117 に置き換えました。
(3) 2SK30A-Y および 5963/2 とによるカスケード構成に変更しました。
(4) 上記のカスケード構成をカスケード+SRPP 構成に変更しました。(2009/05)
● 動作点点検、出来映え
回路図に示すように、終段 Ek/Eb/Ec2 を点検、何れも安全圏内であることを確認しました。 豪快なビーム管の音で、P-K NFB を深めれば静かになるけど、同時に迫力も落ちるから悩ましい所です。