「おもしろオブジェの紹介」
紹介者 早川英也
「部屋に何を入れるの?!!」 「いいかげんにして・・・」
私たちのクラブでは、日常茶飯事の出来事と思いますが まあ聞いて下さい。
妻に虐げられながら休日の趣味としてSを可愛がっている私ですが、今回ばっかりは怒られました。その原因は、私が1970年代 F1の全盛期で有ったV8エンジン「コスワースDFV」に憧れ15〜16年程前ある本で見たコスワースDFVのシリンダーブロックをテーブルにしたオブジェを見たのが今回のお話の始まりです。
そのオブジェを作りたいと思い続けていましたが、DFVのシリンダーブロックが手に入るわけも無く現行のV8エンジンで作って見ました。まずV8エンジンの入手は我々の主治医でもあり、重症患者(車)の味方、「ショウエイプロテックサービス」(以下SPS)に入手をお願いしていたら、人の不幸を喜んではいけませんがV8エンジンの載せ変え修理が入りましたので、早速、エンジンを頂くお話を進め、載せ変えを手伝う事を条件に頂きましたが、これがまた大変、工場の片隅をお借りして約250Kgのマグロの解体ならぬV8エンジンの解体に入りました。
大変、全く重たく動かすことも出来ない為、チェーンブロックで吊りながらハーネス類を外し、インジェクション、シリンダーヘッド、V8の為ヘッドを2つ外し(当たり前)ツインカムヘッドは重たい!重たい!!
シリンダーヘッドが外れれば次はエンジンをギックリ腰に気をつけて「ヨッコラショ」とひっくり返しオイルパンからのバラシ! ここで、今回このエンジンの載せ変え原因であるオイルパンの割れでクランクとメタルのキズを確認しつつ腰下をばらす事ばらし始めて4時間!!、コンロッドを8本抜きバラバラの状態に!!! 外した部品はSPSの社長に処分をお願いして250Kgのエンジンは量ってはいませんが、約40〜50Kgのブロック単体に!
洗剤でOILを洗い流し、家に持って帰り70年代の本を読み漁りましたがシリンダーの色が解らず、黄ばんだカラー写真を参考にシリンダーブロックにゴールドを全体に吹き、その上にガンメタリックを薄く吹き、マグネシュウム調塗装を施しました。
次は、テーブルをどのようにするか、クラブ員でもある本多木工の本多さんにデザインと大きさを依頼して製作して頂き、完成!!
ここで、ナカナカの出来(70年代コスワースDFVレプリカテーブル)に自己満足しガレージでタバコを一服、次の行動に!!
シリンダー内に照明を入れムードランプに・・・・ | 又はシリンダー内にワイン等を入れても・・・・ |
と想像しながらエッサエッサと居間の部屋の前まで運んで行きました。
「おーい、チョット運んでくれ〜」と山の神「妻」を呼ぶ事30秒、冒頭の「部屋に何を入れるの?!!」 「いいかげんにして・・・」の一喝・・
部屋へ入れることを拒まれ泣く泣く諦めました。まあ、当たりまえか。
以前にもF2のレーシングタイヤをテレビ台に使用していましたが、邪魔だよ、邪魔邪魔、次の言葉には粗大ゴミに出して!!
粗大ゴミにはタイヤは出せないのに・・・
粗大ゴミは有料ダヨ
と言う事でガレージのテーブルへ引越しさせられました。(これ以上逆らうと会社に行っている間に車ごと粗大ゴミ行きになる恐れあり)
「まあ、いいか!やりたい事が出来たので・・・」
と、我がガレージに「コスワースDFVレプリカテーブル」が納まりました。
皆さん、一度観に遊びにきて下さい。
以上、粗大ゴミ?レポートでした。
協力
昭栄プロテックサービス株式会社
有限会社 本多木工
粗大ゴミリサイクル研究家 早川英也