ロミオとジュリエットの時間経過
登場人物 モンタギュー ロミオ ロザライン ベンボーリオ マーキューショー キャピュレット ジュリエット ティボルト ばあや ピーター ロレンス神父 エスカラス パリス伯爵 |
名家の主人。ロミオの父親 モンタギューの一人息子 ロミオがジュリエットと出会う前まで片思いしていた相手。キャピュレットの姪。 モンタギューの甥、ロミオの従兄弟で友人 ロミオの友人、大公の親戚 名家の主人。ジュリエットの父親 キャピュレットの一人娘 キャピュレット夫人の甥、ジュリエットの従姉妹 ジュリエットの乳母 ジュリエットの乳母の従僕(道化役) ヴェローナの大公 大公の親戚 |
時間経過 8時 9時 13時 14時 17時 同上 18時〜 22時 21時15分〜 21時30分 同上 21時30分〜 22時 22時 同上 22時30分 23時〜翌日 |
日曜日(7月15日頃) 開幕。ヴェロナの広場。モンタギュー・キャピュレット両家の使用人同士の喧嘩。ベンボーリオとティボルトが騒ぎに加わる。ヴェロナの大公が駆け付け、騒ぎを収める。(1幕1場) モンタギュー邸の庭園。ロミオ登場。ロザラインへの片思いに悩み、今日も早朝から森を一人散歩して帰ってきたところ。ベンボーリオに恋の悩みを語る。(1幕1場) ヴェロナの広場。パリスがキャピュレットに、ジュリエットとの結婚を申し出る。キャピュレットはパリスを今夜の恒例のパーティーに招待してお見合いさせ、ジュリエットがパリスを気に入ったなら結婚させてもよいと言う。キャピュレットは下僕のピーターに今夜のパーティーの招待客の名簿を渡し、挨拶をして回れと命じる。ピーターは字が読めない。(1幕2場) 路上。ロミオ登場。ピーターからパーティーの招待客の名簿を読んでくれと頼まれ、ロザラインが招かれていることを知り、ロザラインに会うために、敵の家のパーティーに乗り込もうと決心する。(1幕2場) キャピュレット邸の中。ジュリエット登場。パリスとのお見合いの話をキャピュレット夫人から聞かされ、お見合いを引き受ける。(1幕3場) キャピュレット邸の外の路上。ロミオはロザラインに会う目的で巡礼に変装し、ベンボーリオやマキューショーその他の友人たちと共に覆面をしてパーティに乗り込もうとやって来る。(1幕4場) キャピュレット家のパーティー。ジュリエットはパリスと踊るが、気に入らない。ロミオはパーティー会場でロザラインを探すが、ロザラインは欠席。(1幕5場) ティボルトは、会場で覆面をしたロミオを見つけ、ロミオがパーティーを侮辱しに来たと思い、ロミオを襲おうとするが、キャピュレットに止められ、怒って帰ってしまう。(1幕5場) ロミオが離れた所からジュリエットを見つけ、一目ぼれしてジュリエットに近づこうとする。ジュリエットもロミオに一目ぼれする。(1幕5場) ロミオがジュリエットに近づく。二人は恋の言葉を交わしながら手を握り合い、一緒に踊り、二回キスをする。(1幕5場) 二人は別れた直後、お互いの素性を知る。その直後、パーティーが終わり、解散する。(1幕5場) ティボルトは、家に帰ってすぐロミオに果たし状を送り、翌日午後15時に決闘することを申し込む。使いは果たし状をすぐモンタギュー家に届ける。その夜ロミオは家に帰らなかったので果たし状を読まないが、ティボルトもロミオの友人たちも、その夜ロミオが家に帰り、果たし状を読んだと思っている。 路上。ロミオはパーティーの帰途、ジュリエットと会うために、キャピュレット邸に引き返す。(2幕1場) キャピュレット邸の庭園。ロミオ、塀を乗り越えてジュリエットの部屋に近づく。ジュリエットもロミオを想って、バルコニーに出ている。二人、バルコニーの上と下で恋の対話。二人の距離は10センチメーターより近づけない。(2幕2場) |
1時 1時30分 3時 5時 10時 11時30分 12時 14時〜 14時30分 15時 15時40分 16時 17時〜 20時 同上 22時〜 翌朝4時 23時〜 翌朝4時 |
ロミオとジュリエット、バルコニーの上と下で結婚の約束。(2幕2場) ジュリエットがロミオに、今日(月曜日)の朝9時に結婚式の予定をロミオから聞くために、使いを出すと約束。(2幕2場) ロミオ、キャピュレット邸を立ち去る。(2幕2場)。家に帰らず、2時間をつぶし、夜明けを待って、そのままロレンス神父の教会に行く。 ロレンス神父の教会の庭。神父登場。神父は老人なので朝が早い。神父は医学にも詳しく、庭に薬草を栽培し、薬草を摘んでいる。ロミオはジュリエットとの件を神父に打ち明け、結婚の媒酌を頼む。神父は今日の午後、秘密裏に二人の結婚式を行うことを許し、媒酌を引き受ける。(2幕3場) 路上。マキューショーとベンボーリオが道をぶらついている。二人はロミオが昨夜家に帰らなかったこと、ティボルトがロミオの家に果たし状を送りつけたことなどをモンタギュー家の召使から聞いて知っている。マキューショーはティボルトが剣の優れた使い手であることを話題にしている。 ロミオ登場、マキューショー、ベンボーリオと合流。(2幕4場) 路上。乳母登場。ロミオは今日の午後の結婚式の予定を乳母に伝達する。乳母はキャピュレット家に帰る。(2幕4場) キャピュレット邸。乳母を待つジュリエット。乳母が帰って来て、今日の14時から結婚式というロミオからの伝言を伝える。(2幕5場) ロレンス神父の教会。神父の立会いで、二人だけで結婚式。これを知っているのは、この3人以外は乳母だけ。(2幕6場) 路上。ロミオの友人のマキューショーとベンボーリオおよびその手下たちが、ロミオの決闘を支援するつもりで、待っている。ティボルト登場、三人は喧嘩になりかける。 ロミオ登場。ロミオは一時間前にジュリエットと結婚したので、その甥のティボルトと仲直りしようと思っている。 ティボルトはロミオが自分の挑戦に応えて決闘をしに来たと思っている。マキューショーは、ロミオがティボルトと戦いたがらないのをロザラインへの片思いで腑抜けになっていると誤解し、自分が先に立って戦う。(3幕1場) ティボルトがマキューショーと戦い、ロミオは止めようと割って入る。その脇の下から、ティボルトの剣がマキューショーを刺し、殺害する。(3幕1場) 親友を殺されたロミオは、激高してティボルトを殺害。ロミオ、その場を去る。大公登場、ロミオにヴェローナからの追放を宣告。明日の朝までにヴェローナを立ち去り、マンチュアに行かなければならない。(3幕1場) ジュリエットの部屋。乳母が縄梯子を持って登場。ロミオがティボルトを殺したことを知らせる。ジュリエットは甥で幼なじみのティボルトの死を悲しむ。また、ロミオが殺人罪で追放されたことを悲しむ。(3幕2場) ロレンス神父の教会。ロミオはロレンスの教会にかくまわれている。大公の追放命令を知り、激しく悲しむ。 乳母登場。ジュリエットが悲しんでいる様子をロミオに知らせる。ロレンス神父はロミオが罪を許されてジュリエットとの結婚を認められ、両家が和解するための計画を話してロミオをなだめる。乳母がジュリエットから託された指輪をロミオに手渡す。(3幕3場) ロミオ、キャピュレット邸に忍び込み、縄梯子を伝ってジュリエットの部屋に入り、二人だけの一夜を過ごす。 キャピュレット邸の応接室。キャピュレット夫妻とパリス。三人は、今日の午後2時にロミオとジュリエットが結婚したことは夢にも知らない。 夫妻は、ジュリエットが自室で泣き伏せっている原因がティボルトの死だけだと思い込んでいる。 キャピュレットはジュリエットを慰めるために、木曜日にジュリエットとパリスの結婚式を行うことを勝手に決め、明日の朝ジュリエットに承知させるとパリスに約束する。 この時、夫妻とパリスは、今ジュリエットの部屋にロミオが来ていることを全く知らない。隣室のロミオとジュリエットも、同じ邸内にパリスが来ていて、三人がパリスとジュリエットの結婚を決めたことなども全然知らない。(3幕4場) |
4時 5時 13時 15時 16時 3時 6時 8時 9時 8時 19時 20時30分 20時50分 21時 夜明け前 |
火曜日 ジュリエットの寝室。夜明け。ロミオとジュリエット、別れを惜しみ合う。(3幕5場) 乳母登場、ロミオに出発を急がす。ロミオ、ジュリエットを部屋に残して縄梯子を下り、マンチュアに出発。 キャピュレット夫妻登場。父親がジュリエットに木曜日にパリスと結婚することを命じる。すでにロミオの妻になっているジュリエットは拒否する。ロミオとジュリエットの結婚のことなど夢にも知らない夫妻は、怒って立ち去る。 乳母が手の平を返して、ジュリエットにパリスとの結婚を勧める。 ジュリエット、乳母を見放し、以後、乳母には一切秘密を明かさない。(3幕5場) ロレンス神父の教会。パリスがジュリエットとの結婚の媒酌を願いに来ている。ジュリエット登場、偶然パリスと会い、立ち話。 パリスは、ジュリエットが自分との結婚を受け入れていると誤解する。パリス、去る。 ジュリエットはロレンス神父から計画を聞かされ、42時間仮死状態になる毒薬を受け取る。(4幕1場) ロレンス神父、僧ジョンにロミオへの手紙を託し、マンチュアに送り出す。(4幕1場) キャピュレット邸。ジュリエットが神父のところから帰ってきて、わざと嬉しそうにパリスとの結婚を承諾したのでキャピュレットは喜び、結婚式を水曜日に繰り上げる。(4幕2場) ジュリエットの寝室。ジュリエット、42時間仮死状態になる毒薬を飲む。(4幕3場) 乳母が仮死状態のジュリエットを発見、死んでいると思い込む。キャピュレット夫妻も、ジュリエットが死んだと思い込む。(4幕5場) ロレンス、ジュリエットを教会に連れて行くためにキャピュレット家を訪れ、ジュリエットを死んだものと偽る。パリス、ジュリエットとの結婚式のためにキャピュレット家を訪れ、ジュリエットが死んだと思いこむ。(4幕5場) 結婚式はとりやめ、パリスはすぐ帰る。町の人も真相を知らない。ジュリエットの葬式、埋葬。(4幕5場) ロミオがベンボーリオからの便りで、ジュリエットが死んだことを知らされる。ジュリエットの傍で死のうと決意し、毒薬を買い、ヴェローナに戻る。(5幕1場) 僧ジョンがロレンスの所に帰り、ロレンスのロミオへの手紙をロミオに渡せなかったことを知らせる。(5幕2場) パリスがジュリエットの墓に詣でている所にロミオが現れる。パリスはロミオとジュリエットが結婚したことは知らない。ロミオがジュリエットの亡骸を辱めに来たと思い、ロミオと斬り合いになる。ロミオもパリスがジュリエットと結婚しようとしていたことを知らない。ロミオがパリスを殺害。(5幕3場) ロミオ、眠っているジュリエットを見て、死んでいるものと誤解。毒を飲んで自殺。 ジュリエット、墓の中で目覚める。ロレンス登場。ジュリエットを連れて逃げようと、外の様子を見に行く。ジュリエット、死んでいるロミオを見て、ロミオの短剣で自分の胸を刺し、自殺。 両家の両親と大公、関係者が墓場に集まり、ロレンス神父が一部始終を説明し、両家が和解しあって、終幕となる。 |