中級問題 その1の答

 1  1  1
 ― + ― = ―
 x  y  6

を満たす異なる正の整数 x と y を求めよ。

 x + y  1
 ―――― = ―
  xy   6

 xy−6x−6y=0

 (x−6)(y−6)=6×6

煩雑さを避けるためにxについてだけ考えると、x−6の値は6×6つまり36の約数だが、6だけは題意に合わない。

 1
 2
 3
 6

 1
 2
 3
 6

 2
 4
 6
12

 3
 6
 9
18

 6
12
18
36

 1,2,3, 4,(6), 9,12,18,36

 つまりxの値は、

 7,8,9,10,( ),15,18,24,42

 n=2やn=3の時は、答
となるx,yの値は二組だったが、n=6の時は8組になるのは何故か。それは6が素数ではなく、2,3という2つの素因数を持つからだ。

 ある数の約数をすべて求める公式もあるのだろうが、私は知らない。誰か教えてほしい。上のマトリックスが正しい方法なのかどうかも私は分からない。ただ、ある数の約数の個数を求める公式はよく知られており、それによれば36の約数は9個あり、
上の表を見ると、公式と一致している。

中級問題 その2の答

 1  1   1
 ― + ― = ――
 x  y  60

を満たす異なる正の整数 x と y を求めよ。

 x + y   1
 ―――― = ――
  xy   60

 xy−60x−60y=0

 (x−60)(y−60)=60×60

 煩雑さを避けるためにxについてだけ考えると、まず3600のすべての約数を求めなければならない。これは根気よく求める方法はあるが、今のところ「エレガントな」方法は思いつかない。誰か教えてほしい。結局、エクセルを使って、3600を1〜3600のすべての数で割って、整数解がでる場合を調べたら難なく出来たが、これは数学的な解法とは言えないだろう。ともかく、
3600の約数は……全部書いてもあまり意味がないので、省略する。約数の数は45個で、公式を使った計算と一致していた。xの値は、一つ一つの約数に60を足した値である。ただしx−60=60は除く。

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