よい解き方ではない。
「50円硬貨が4枚、100円硬貨が2枚、500円硬貨が1枚ある。これらの硬貨の一部または全部を使って出来る金額は全部で何通りか。」という中級問題を解くのに、
全ての場合の金額を調べるやり方で解いてみよう。
○1枚使う場合 50、100、500
○2枚使う場合 100、150、200、550、600
○3枚使う場合 150、200、250、600、650、700
○4枚使う場合 200、250、300、650、700、750
○5枚使う場合 7枚のうち2枚は使わないのだから、900円から2枚使う場合の金額を引けばよい。
800、750、700、350、300
○6枚使う場合 7枚のうち1枚は使わないのだから、900円から1枚使う場合の金額を引けばよい。
850、800、400
○7枚使う場合 900
5枚、6枚の場合はうまい方法を考えたからまだましだが、それでも手間が掛かるし、間違いやすい。それに「1枚使う場合」はよいとしても、「2枚使う場合」~「4枚使う場合」は、どういう種類の硬貨を使うか、内訳を示すべきではないのか。そうなると説明はすごく長くなる。そして最後に、金額が何種類あるか、50、100、150、200、250、300、350、400、500、550、600、650、700、750、800、850、900と数えなければならない。同じ金額をダブって数えたり、見落としたりすると、間違えてしまう。
この解き方は手続きは正しいが、手間が掛かり、また、間違いやすい。
もっといい方法はないだろうか。
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