よい解き方ではない。

 「50円硬貨が4枚、100円硬貨が2枚、500円硬貨が1枚ある。これらの硬貨の一部または全部を使って出来る金額は全部で何通りか。」という中級問題を解くのに、

 まず50円は大丈夫。次に100円、150円、200円、250円、300円、350円、400円。次に、450円、?これは出来ない。500円は出来る。次に550円、600円、650円、700円、750円、800円、850円、900円。全部で17通り。

この解き方は、どこか危うい感じがする。何故だろうか。

少なくとも、

 50円    50円玉1個
100円   100円玉1個(または50円玉2個)
150円   100円玉1個+50円玉1個(または……)
 …      …
900円    50円玉4個+100円玉2個+500円玉1個

などと、それぞれの金額が、どのような硬貨の組み合わせで出来るか、説明を付けなければいけないのではないか。

もう一つ、450円は出来ないということを証明する必要があるのではないか。例えば、

「500円玉を使わない場合、その他の硬貨を全部足しても400円にしかならないから、450円は出来ない」とか。

要するに、この解き方は、あまりスマートな(smart 頭の良い・垢抜けした)解き方ではないのではないか。

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